墓で暮らす人々が集まったセブ島「キャレータ墓地」に潜入! フィリピン社会の悲しい現実を物語る衝撃の内部/小嶋独観
珍スポを追い求めて25年、日本と世界を渡り歩いた男がフィリピン・セブ島の「キャレータ墓地」で目撃! 現代フィリピン社会を象徴する光景とは?
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文=大槻ケンヂ 挿絵=チビル松村
信じられないような話があるなら、信じたくない話だってある。それならば積極的な幻想に漬かることだってありだろう。そんな気持ちも、わかってしまう。
都市伝説・陰謀論の多くはにわかには信じがたい話ばかりである。
レプティリアンとドラコニアンが駒沢三丁目(二丁目だったかもしれない)で闘争をくり広げているとか、マッドフラットといって地球は過去に一度泥に埋まっていて今ある半地下の店はその名残だとか、その前にはタルタリア帝国というのがあってとか、にわかには信じがたい話だ……ってか『んなわきゃないんじゃないの?』と素朴に思う。
それならまだしも、ハッキリと、信じられないし信じるべきではないと感じる陰謀論も個人的にはある。例えば『特攻兵器「原爆」』などという本が数年前に発売された。ちゃんと僕は本屋さんで購入して読んだが『こういうことは信じるべきではない』と思った。過激に尽きる内容なので、ここでは表紙にドーン!と書いてあるコピーを紹介するに留める。「世紀のスクープ!広島、長崎二つの原爆は日本人の日本人による水上(河上)爆破だった!」だって……。
最近の都市伝説・陰謀論、あとスピ系の論の一部は、言ったもん勝ちの風潮が極まっている。マジ、そろそろ「オイオイ!」って誰か止めた方がようのではないのかなぁと時に思う。
信じがたい、信じられない、信じるべきではない陰謀論の数々。でも、じゃあ逆に信じられる、あるいは信じるべき陰謀論というのはあるのか? と問われたなら、そんなものは無い。無いのだけどしかし、実は、一つだけ、“信じてあげたい陰謀論”というのが僕にはある。
それは何か? それを告白する前に、知人のニューハーフ風俗体験について書こう。
なんでだよって? まぁ聞いて…。
知人が若い頃にニューハーフ風俗なるものに行ったことがあるそうなのだ。出て来たのはとても奇麗な方であったという。で、いざ事を始めようとしたところ、そのニューハーフさんが両手でいきなり知人の首をぎゅううっと絞め上げてきたのだそうだ。思いっきりだ。
「え! 対大仁田厚戦の長州力みたいだね!」
と僕は知人に言ったものだ。2000年の電流爆破マッチでの長州力の最初の大仁田への攻撃が首絞めだったのである。
「いや長州の話じゃなくて」と知人は言った。
「その子、ガチの窒息プレイマニアだったんだよ。あやうくオレ殺されるところだった」
「マジか」
「首を絞めるのも絞められるのも好きで、一人でする時はタオルで自分の首を絞めるんだって」
「窒息自慰…デヴィッド・キャラダインだ!」
「デヴィ? 誰、それ?」
★この続きは二見書房から発売の書籍「医者にオカルトを止められた男」でお楽しみください。
https://www.futami.co.jp/book/6281
大槻ケンヂ
1966年生まれ。ロックミュージシャン、筋肉少女帯、特撮、オケミスなどで活動。超常現象ビリーバーの沼からエンタメ派に這い上がり、UFOを愛した過去を抱く。
筋肉少女帯最新アルバム『君だけが憶えている映画』特撮ライブBlu-ray「TOKUSATSUリベンジャーズ」発売中。
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