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霊峰石鎚山のふもと愛媛県西条市内で、またもや「空に浮かぶ謎の光」が現れた。目撃者が語る神秘のUFO体験とは。
2026年1月22日の朝、現場は愛媛県西条市内。西の方角に向かって車を走らせていたAさんは、前方上空に浮かぶ「光」に気づいた。 時計を見ると、7時33分。電線くらいの高さに見えた光は街灯のような色で、まるで「空飛ぶ円盤」のような横長の楕円形。動きや点滅はなく、30秒もしないうちにふっと消えてしまったという。
「あれはいったい何? もしかしてUFO!?」
車を運転中だったため「光」の写真や動画は撮影されていない。果たして光の正体とは。Aさんの証言を受け、筆者は目撃現場に向かった。

Aさんにとってこのルートは通り慣れた道。いつもほぼ同時刻に通るが初めての光景だった。もしかすると前方を横断している高架道路の街灯かとも思ったが、光源はひとつのみだったという。筆者も実際に、不思議な光が目撃された時刻に現地で確認してみたが、周辺にはビルや煙突などの高い建造物もないため航空障害灯でもなさそうだ。
実は石鎚山周辺で「朝方」にUFOが目撃されたのは今回が初めてではない。数年前、石鎚山系の南麓に位置する高知県いの町からUFOラインに向かって車を走らせていた女性が、山を越えていく「銀色の光」を見たという事例や、2018年10月13日には、今回のAさん同様に西条市内に住む男性が自宅を出ようとした際、石鎚山の方角に、妙な動きをする「クリーム色の光」を見たという情報も得ているが、いずれも「早朝」のできごとであった。
これらの事例において光の色や動きなどは様々だが、かつてムー編集部によるいの町での取材では、「石鎚山は、古くから光る球がよく飛んでいる場所だった」という地元住民の証言もあった。
また、40年にわたり石鎚山への「月参り」を重ねている修験者は、「石鎚山上空には、次元の亀裂のようなものがあるのでは」とも語ってくれた。
今回もまた神秘の山「石鎚」が望めるエリアでの「謎の光」の出現だが、関連はあるのだろうか。


目撃者Aさんにインタビュー取材を試みると、意外な事実が明らかになった。
光を見る前夜19時35分に、Aさんの祖母が99歳で他界したというのだ。
もう(そういう)時期かもしれないと告げられ、お見舞いに行ったばかり。大好きな祖母との別れが近いのだと分かっていながら、Aさんはまだ覚悟を決めきれずに病院へ向かった。病床の祖母は荒い息の下で、かすれた声を絞り出すように「早くお帰り」と、最期までAさんを気遣っていたという。
「またくるね」と告げた、わずか2日後の別れだった。そして翌朝Aさんは、祖母が他界した時刻のほぼ12時間後に、西の空に浮かぶ「謎の光」を目撃したことになる。
思い起こせば祖母が亡くなる1時間ほど前、会議に出席していたAさんには、なんともいえない気持ちのモヤモヤがあったそうだ。会議を終え、急いで母に連絡をすると、「容態が急変したという連絡を受けて病院に向かっている」とのことだった。
今回亡くなったのは母方の祖母だったが、すでに他界している父方の祖母についてもAさんは「私には、おばあちゃんがついている」と感じるそう。ときどき不意に服を引っ張られたり、肩や腰に触れられるような感覚があり、気になってお墓に行ってみると荒れていたり、卒塔婆が倒れかけていたりという神秘的な体験が何度かあったという。

これらのお話を伺って、筆者には「西方浄土」のようなイメージが浮かんだ。現在の石鎚山自体の信仰形態とは異なるが、太陽が沈む方角に、亡くなった人々の魂が向かう極楽浄土があるという宗教観・死生観だ。翌朝には太陽はまた東から登る。そこには「故人の安寧と再生」の願いも込められているのだろう。
今回Aさんが西の方角に見た「謎の光」は、極楽浄土へ昇るおばあちゃんの姿だったのだろうか。大切に思うAさんに、しばしの別れを告げに現れたのかもしれない。

謎の光の正体はわからない。受け取り方や解釈によれば「人魂」と呼ばれる怪異に分類されるかもしれないが、Aさんの体験談には、不思議とおどろおどろしい印象は受けなかった。
もしも今回のAさんと似た体験を持つ読者の方がいれば、ぜひムー編集部に情報をお寄せいただきたい。
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寺田真理子
ライター、デザイナー、動植物と自然を愛するオカルト・ミステリー研究家。日々キョロキョロと、主に四国の謎を追う。
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