驚異!! 直径67.5センチの超巨大神聖物ゲオが出現!!/MUTube&特集紹介  2025年11月号

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    お釈迦様を守ったナカラ神「ムチャリンダ龍王」とドラゴンボールの謎。この記事を三上編集長がMUTubeで解説。

    タイ王国の森林公園でプジャ会場設営を開始

     2025年8月7日夜、われわれはタイ王国ナコンサワン県の森林公園の奥まったところにある駐車スペースに移動した。今回はここが神聖物「巨大ゲオ」を物質化し、出現させる天の扉開きのプジャ(儀式)会場となる。ちなみに神聖物とは、物質化によって無から出現した物体のことだ。
     司祭を執り行うアチャンは、この場所で何度か練習を行い、すでにガラス状球体神聖物(ナカラボール)をいくつも出現させている。そして今夜はついに、重さ100キロを超えるであろうナカラボール、すなわち巨大ゲオを出現させるというのだ。
     この日のプジャは、アチャン司祭と通訳のじょい子先生を除き、日本人だけで行われた。トラックの運転手も、荷台で作業する人も日本人だ。
     前方の木の枝には、ビニール製の高さ2.5メートルほどの縦の天幕が2枚、左右に並べて結びつけられる。作業をする人のなかには、K-1創設者であり正道会館館長の石井和義氏の姿もあった。
     天幕は、左側は透明で横の長さが3メートルほど、右側は少し厚みを持たせているようで半透明で、横の長さが4メートルほどある。司祭は中央に座るので、半透明で丈夫な天幕の左側がちょうど司祭の位置になる。これは、天幕を突き抜けた神聖物で司祭がケガをすることを避けるためなのだろう。
     間もなく参加者たちが、駐車場中央部にクッションシートを敷きはじめた。前方中央が司祭の座る場所だ。参加者はその後ろに静かに座る。司祭前方の右側にはテーブルが置かれ、神聖な存在に捧げる供物がたくさん並べられた。また、透明なプラスチック製のコップに入れられたロウソクが駐車場を囲むように置かれ、点火されていった。
     筆者は左サイド前方に三脚を2台立て、小型カメラとスマートフォンを設置。目標は目の前に張られた透明な縦の天幕の裏側だ。そこに神聖物が出現する瞬間をとらえるのだ。右サイドにもスタッフのスマートフォンが1台設置されていて、半透明な天幕の右側の空間を狙ねらっている。
     さらに、スマートフォンの画角から外れた上方向や横方向を撮影するために、三脚で360度カメラも設置した。これで、天幕裏側のどの方向から巨大ゲオが落下しても撮影できるはずだ。
     こうしてアチャン司祭によるプジャが始まった。

    ふたつの巨大ゲオがすでに出現している!

     アチャン司祭は過去のプジャでも、ふたつの巨大ゲオを出現させている。
     最初は2018年10月18日、タイ王国南部のスラタニ県の池の畔ほとりだった。「バキバキバキバキ!」と樹木の枝をなぎ倒しながら、「バッシャーン!」という音とともに池に落下したのだ。夜空を見上げると、空には大きな割れ目ができていたという。
     回収するために10人ほどが池に入ったのだが、そのときにはまだ水中で動きまわっていた。そこでアチャン司祭が念ずると、動きはピタッと止まったのだそうだ。網あみに載せて岸まで運び、
    湖畔に引きあげると、今まで見たことがない大きさの真っ赤なガラス状球体=巨大ゲオがそこにあった。
     直径およそ60センチ、体積は110リットルにもなる。重量は実測していないが、ガラスの比重2.5で計算すると275キロはある。ちなみに後述する2個目の巨大ゲオの比重3.0で計算した場合、330キロだ。
     この巨大ゲオは現在、タイ王国ナコンサワンにある、アチャン司祭の寺院内の池で大切に祀られている。
     そしてふたつ目の巨大ゲオだが、こちらは2024年8月1日、同じくスラタニ県の川の岸辺で行われたプジャで出現した。
     対岸の大きな菩提樹のあたりで川面に落下し、2メートルほどの巨大な水しぶきをあげている。こちらも真っ赤なガラス状球体で、直径約48センチほど、大きさは約58 リットルだった。
     重量は実測で173キロ。比重は3.0ときわめて大きく、ガラスの比重の2.5を大きく超えていた。
     アチャン司祭は「内部に隕石が入っている」といっていたので、そのぶんだけ重くなったのかもしれない。その様子は、本誌2024年12月号でカラー写真とともに報告している。興味のある方は参考にしていただきたい。
     ところでこの巨大ゲオは、ナカラ神が持つナカラボールのうち、巨大なものが物質化して現れた、と考えられる。ナカラボールはガラス状の球体、ゲオはタイ語で宝石やガラスを意味しており、いわゆるドラゴンボールも、このナカラボールを指していると考えることができるだろう。
     龍の絵にはよく球体が描かれているが、実際にはナカラ神には手足がない。そのため、移動するときは落とさないように顎に挟んでいるという。また、ナカラボールは、ナカラ神の顎髭あたりから生まれてくるともいう。
     出現するナカラボールは、通常は直径数センチから十数センチ、重量も数百グラムからせいぜい1キロを超える程度だ。しかし巨大ゲオは、重量が100キロ以上にもなる。これは、ナカラ神には大きな個体や小さな個体がいて、身体の大きさと色でナカラボールの大きさや色も決まるからだという。
     ということは、天の扉開きで出現するナカラボールは、無から有が生じる現象とは異なり、ナカラ神の世界に存在している「球体」が、われわれの暮らすこの世界に移動した現象、ということになるだろう。

    (文=神楽武道 写真=ATB総研)

    続きは本誌(電子版)で。

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    webムー編集部

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