最後の展示に何かが見える? 霊能力者監修の写真展「視える人には見える展」開催
世の中には、人には見えない“何か”が視える人が少なからず存在する。そんな“何か”が視える世界を擬似体験する写真展が渋谷で開催。
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吉本興業所属の霊能者シークエンスはやともさんと、霊能力の強い家系に生まれたというMiyoshiさんが監修した「視える人には見える展」を取材しました。ネタバレするといけないのであまり詳しくはいえませんが、とにかく凝った展示にびっくり。大勢の来場者が「はたして自分には視えるか否か」を楽しんでいました。大好評にお応えするかたちで、この8月に東京・日本橋で「視える人には見える展・零」が開催されるとのことです。
これまでになかった画期的な試み「視える人には見える展」。気鋭の霊能力者、シークエンスはやともさんとMiyoshiさんが写真の霊視と選定を行い、展示を監修されています。
一見、ダークな風景写真で何も写っていないように見えますが、霊能力がある人には「視える」そうです。実際に写真を見ると、なんとなく霊がいそうかも、と感じるものの具体的な姿まではわからず……。
「お客さんを見ていると、視える人と視えない人には大きな違いがあります。視える人は、パッと見て『あそこでしょ』とわかるけれど、視えない人は『どこ、どこ?』といいながら写真に近づいていくんです」
はやともさんの言葉にMiyoshiさんも同意しました。
「視覚だけに頼ると、つい細かいところを見てしまいます。ぼんやり見たり、視点をいろいろなところに動かしたり、感覚を探りながら別のレイヤーで見てみることをおすすめします」
はやともさんは、主に都会の霊を担当されたそうです。
「いちばん霊が多いのは都会です。渋谷はめちゃくちゃいます。スクランブル交差点の写真は早朝3時半に撮影したので、人はいなくて霊だけが視えました。そのなかからわかりやすい霊だけをピックアップしています。日中だったら、だれが霊でだれが人かわからなくなります」
渋谷に霊が多いとは。死後も盛り場が恋しくなるのでしょうか。廃墟にいる霊は生前も廃墟好きだったのかもしれません。
Miyoshiさんは、山奥のご神域などを主に担当され、聖なる存在を目撃したそう。
「白い柴犬みたいな眷属はかわいかったですね。眷属は参拝者の様子を観察していて、信仰心を持っている人についていくことがあります。龍神が雲になった写真も展示しましたが、龍はめったに人に懐きません。動物にたとえると、トラやライオンのような存在です」
廃墟や都会の写真でゾクゾクした後は、神社の神様や眷属の写真で癒されて、お土産にお清めの塩までもらえます。
霊がテーマの展示ですが、録音アプリが作動しなくなったくらいで、何かに憑かれることもなく、その日はすっきり熟睡できました。
※「視える人には見える展 零」東京・日本橋にて8月に開催! 詳細は公式HPをご覧ください。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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