ハーバード大の科学者が“天国の位置”を特定! 聖書の記述と「宇宙の果て」の特徴が完全一致
宇宙の地平線の向こう側には天国が広がっている―― 元ハーバード大学の博士が“見えない世界”の正体を理論で導き出した!
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われわれは過去の出来事を振り返り、今現在に対処し、明日以降の未来を思い描きながら日々を送っているが、最先端の理論物理学はそうした時間認識が根本から間違っているという――。
野球でもサッカーでも実力伯仲のチーム同士が対決する試合を観戦するのは手に汗握る体験だが、驚くべきことに最新の理論物理学では試合前から結果はすでに決まっているのだという。
昨年、理論物理学者のジム・アル=ハリリ氏が昨年、海外メディア「Big Think」のインタビューで、過去・現在・未来がすべて同時に存在する可能性があるという考えを含め、われわれの時間感覚が間違っている可能性について言及している。
これは「ブロック宇宙論」と呼ばれる理論で、連続性のある時間の概念は存在せず、今この瞬間に、過去・現在・未来が等しく同時に存在しているのだと説明されている。
たとえば時間を過去・現在・未来の3つの部分に分けて考えると、まずは過去は過ぎ去ったものであり、われわれは過去にアクセスできない。思い出すことはできるが、思い出した過去に介入することはできないので、存在していないことになる。
そして未来はまだ来ていない。仮にすべてがあらかじめ定められている決定論的な宇宙であっても、未来はまだ起こっていないので存在していないこととイコールである。
残るは現在だけだが、しかし、この瞬間を現在であると定義した時点でそれは過去になっている。ある実験ではわれわれが意思決定を自覚した瞬間よりもわずかに前に、その決定を下す脳活動が起きていることが確認されていたりもする。
現在は過去と未来を分ける境界線、両者の間の隙間にすぎず、現在が独立して存在しているわけではない。
ということで過去が存在せず、未来も存在せず、そして現在も存在しないとなれば、我々はすべての時間をなくしたことになる。つまり、時間は幻想であることになる。
時間が幻想であったとしても構わないのだが、ブロック宇宙論では時間と空間が一体となった四次元の「時空ブロック」が存在し、過去・現在・未来のすべての瞬間が等しく実在している。
四次元の時空ですべての時間が静かに共存しているという認識は「永遠主義(エターナリズム)」とも呼ばれる考え方で、おそらくほとんどの物理学者は究極的には支持することになるといわれている。

過去・現在・未来(もはやそう分類する必要もないのだが)のすべての瞬間が等しく実在しているブロック宇宙論。しかし、未来がすでにあるということは、われわれには自由意志がないということにもなる。つまり、ブロック宇宙論はパーフェクトな決定論に基づいていると考えられるのだ。そして未来がそこにあるとすれば、なんらかの方法で未来を予測できるのではないかとも思えてくる。
しかし、アル=ハリリ氏によれば、少なくとも我々には未来予測は不可能であるという。
もしわれわれが四次元の時空の外に自分自身を引っ張り出すことができれば、いわゆる“神の視点”になり、あらゆる時間が地図上に描かれているのが見える。つまり過去・現在・未来がすべて等しく現実であるのが正確に見える。しかし、われわれにはそのような特権や視点はないので、たとえ完全に決定論的な宇宙の中にあっても、なにが起こるかを事前に予測することは決してできないということだ。
未来はすでに存在するのだが、それを目撃できないということから、それを“自由意志の幻想”と呼ぶ者もいるが、アル=ハリリ氏にとってはそれで十分であり、われわれが自由意志を持っていることになるという。
それは両立主義と呼ばれる哲学的な見解に基づく立場で、決定論的な宇宙に生きているにもかかわらず自由意志はあり、その理由はたとえ未来が予め定められていたとしても、それを事前に予測することは決してできないからであるということだ。

小学校低学年時代の夏休みは永遠に続くように感じられたかもしれないが、その一方で中高年になってくると1年があっという間に過ぎ去ってしまうと嘆きも少なくない。
また友人知人に囲まれて会話を楽しみ、五感にたくさんの情報が入ってくるパーティーでの30分は、歯医者の待合室で黙って座っている30分よりもずっと早く過ぎ去るだろう。
このように何をしているか、どんな状態にあるのかによって時間が早くなったり遅くなったりするのは、われわれにとってごく自然なことのように思える。そして、それはあくまでも主観的な経験であり、グリニッジ標準時は規則正しく経過しているはずだと考えるのが普通だ。
しかし、アインシュタインは次のような言葉を残している。
「実際には、時間が早くなったり遅くなったりするという考えは、単なる主観的なものではなく、私たちの頭の中だけのものでもない。異なる観測者にとって時間の流れが異なる速度になるという、実際の物理現象が存在するのだ」(アインシュタイン)
アインシュタインの理論では、時間の進み方は重力の影響を受けており、海抜0メートルの地点に比べて高い山の頂は重力が弱まっているため、きわめてわずかながらも時間が早く流れている。実際に、衛星軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)に設置された高精度原子時計は徐々に遅れてくるので適時調節されているのだ。また、2010年に行われた実験では、わずか33センチ高さが異なる場所に置かれた2台の原子時計には、時間の進み具合にギャップがあることも確認されている。
もちろん、このようなわずかな時間の誤差は日常の社会生活にはまったくなんの影響も及ぼさないが、しかしながら“絶対時間”は存在しないという真実が突きつけられる意味はきわめて重いだろう。
過去・現在・未来のすべての瞬間が等しく実在し、しかも時間には伸縮性があると考えてみれば、長い人生を送るうえでさまざまな“気づき”がもたらされそうである。
【参考】
https://bigthink.com/series/the-big-think-interview/block-universe-alkhalili/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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