異端にして天才! 天文学者にしてUFO論者アヴィ・ローブ博士が主張する「地球の破滅」と「地球外文明」
オウムアムアをUFOと喝破し、隕石から地球外文明の痕跡を指摘する天文学者アヴィ・ローブ博士。異端の発想は天才ならではの宇宙観によるものなのか?
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約半世紀前、宇宙から地球に届いた奇妙な信号は、恒星間惑星からのメッセージだったのか? 高名な天体物理学者が衝撃の見解を発表した――。
1977年8月15日、米オハイオ州立大学の電波望遠鏡「ビッグイヤー」が、宇宙から地球に届いた72秒の奇妙な電波を受信した。発生源は射手座方向、球状星団「M55」付近。解析を試みた天文学者ジェリー・エマン氏は、驚きのあまり記録用紙に「Wow!」と走り書きをした。以来、この信号は「ワオ!シグナル」と呼ばれ、SETI(地球外知的生命探査)の象徴的事件として語り継がれている。
40年以上が経過した今もなお、その発信源は解明されず、さまざまな憶測が飛び交っている。そしてここにきて、再び議論を揺るがす大胆な仮説が登場した。その提唱者とはムー読者には毎度お馴染み、ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ博士である。
新たに発表した論文の中で教授は、2025年に発見された恒星間天体「3I/ATLAS」こそが、「ワオ!シグナル」の発生源だった可能性を示した。彼の計算によれば、当時「3I/ATLAS」は信号とほぼ同じ方向に位置していたという。差異は赤経で約4度、赤緯で約8度。偶然に一致する確率はわずか0.6%に過ぎないという。
この「3I/ATLAS」は、今年7月に太陽系内で発見されたばかりの巨大な星間天体だ。直径は推定20~24キロ、あの「オウムアムア」の最大200倍にも達するとされる。何十億年もの旅を経て射手座方向の恒星近傍から飛来し、現在は地球から約5億キロ離れた地点を通過中だ。まるで「ワオ!シグナル」の謎を解く鍵を携えてやって来たかのように――。
ローブ氏は、仮にこの天体が信号の発信源であれば、人類は緊急対応を検討すべきだと警鐘を鳴らす。彼は独自に「ローブ・スケール」を提案し、地球外からやってくる脅威をランク付けしている。ランク10は「裏庭に現れた訪問者が玄関に近づく」ほどの差し迫った危険を意味するが、たとえ低ランクであっても、その影響の深刻さを考えれば無視はできない。
実際、観測計画はすでに進行している。2025年10月、NASAの火星探査軌道衛星MROやESAの「マーズ・エクスプレス」「エクソマーズ」が、火星近傍から「3I/ATLAS」を観測。さらに11月には木星氷衛星探査計画「ジュース」において各種機器による詳細な測定がおこなわれる予定だ。もしも異常な信号を再び捉えることになれば、ワオ!の再来として世界を震撼させるだろう。
対応策としては、電波やレーザーによるメッセージ送信、あるいはさらなる探査機を投入しての接近調査などが検討されているという。しかし、電波の発信源が我々の想像を超えた存在である場合、意思疎通を図ることは絶望的な試みになるだろう。
果たして「ワオ!シグナル」は、宇宙を旅する巨星からの無意識の囁きだったのか、それとも知的存在が発した意図的合図だったのか。答えは「3I/ATLAS」の沈黙の奥に秘められている。人類は今、40年以上前の“Wow!”が秘めた答えに手を伸ばそうとしているのかもしれない。
【参考】
https://avi-loeb.medium.com/was-the-wow-signal-emitted-from-3i-atlas-d18d4f0d1f1e
webムー編集部
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