アルゼンチンの墓地で「死者の日」が近づくと連発する超常現象の謎! 水が勝手に渦を巻き… “黒服の男”も出現

文=webムー編集部

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    人智を超えた力によるものなのか──!? アルゼンチンの墓地でここ数年、奇妙な現象が管理者たちを困惑させている。

    「死者の日」が近づくと発生する謎の現象

     死者が眠る墓地では、幽霊や人魂の目撃など科学的に説明のできない超常現象がつきものだ。アルゼンチン・ボンバルの墓地では、何もない床の上で「水が勝手に渦を巻く現象」が発生。従業員によって撮影された映像がSNS上で共有され、(地味ながら)あまりにも不可解な状況に首を傾げる人が相次いでいる。

     現地メディアが伝えたところによると、水が勝手に渦を巻く現象は2022年から発生。決まって11月2日に近づくころに発生するという。11月2日といえば、メキシコをはじめとする中南米のカトリック教徒たちの間では「死者の日」とされ、多くの人々が死者に祈りを捧げる日だ。問題の現象は2022年10月30日に初めて目撃されて以来、昨年は10月23日、今年は9月6日に発生している。

     今年になってようやく撮影に成功したという映像を見てみると、洗浄作業中だったのか、タイル張りの床で泡立った水がまるで意思をもつようにグルグルと渦巻いているではないか。従業員いわく、床に排水口があるわけではなく、風が吹いていたわけでもない。泡の中で虫が動き回っている可能性を疑いたくなるが、泡全体が時計回りにゆっくり渦を巻いているため、虫が起こす小さなエネルギーではないことがわかる。

    画像は「Sin Mordaza」より引用

     水が勝手に渦を巻くという謎の現象について、墓地の従業員たちは首を傾げるばかり。当初は恐怖を感じたものの今では慣れたそうで、「向こう側(死者の世界)からのメッセージではないか」と考えているようだ。謎の現象が起きるのは「年に一度だけ」のため、再び目撃するには来年の秋まで待たなければならないだろう。

     墓地という特殊な環境もあり、“幽霊の仕業”と捉える人が多いことも納得だ。驚くべきことに、この墓地では天気が悪い日に現れる「黒服を着た謎の男」の目撃証言もある。「黒服を着た謎の男」はとくに人に危害を加えるような素振りはなく、ただ挨拶をして去っていくという。生身の人間なのか幽霊なのかはっきりしておらず、謎の現象と併せて真相が気になるところだ。

    水には科学的に未解明の部分が多い

     今回の現象は「水」がキーワードになっているが、人間の体を構成する大きな要素でありながら、水には未解明の謎が多いとされている。水がものを冷やす力や、固体の氷のほうが密度が小さくなる理由、そして生命そのものの誕生に深く関わっている点など、宇宙に存在する他の物質と比べて特殊な振る舞いを見せる水には、現在の科学では解明されていない点が多々存在するのだ。

    名作ホラー映画『仄暗い水の底から』も水が恐怖を演出する重要な要素となっている。

     未解明の部分が多いとなれば、水にはまだ誰も気づいていない神秘的な特性があり、それが今回の現象に作用している可能性も否定できない。お岩さんや貞子のように、井戸と幽霊がセットで語られるなど、水場が「あの世」とつながっているというエピソードも古今東西多く見られる。

     果たして、アルゼンチンの墓地では幽霊が水を媒介にして動き回っているのだろうか。あるいは、幽霊の類ではなく、水そのものが意思をもって動いたとなれば、これまでの科学的常識が根底から覆る。いずれにしても謎は深まるばかりだ。

    【参考】
    https://sinmordaza.com/noticia/414512-misterio-en-bombal-aguas-movedizas-y-apariciones-inquietantes-en-el-cementerio.html

    webムー編集部

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