「チュパチュパUFO」が発するビームで数千人が負傷! ブラジル・コラレス島の怪奇侵攻事件、その一部始終/ブレント・スワンサー
ミステリー分野で世界的な知名度を誇る伝説的ライター、ブレント・スワンサーが「日本人がまだ知らない世界の謎」をお届け!
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2021年に英空軍の戦闘機が撃墜したというUFOの写真をジャーナリストが公開している。それは円盤型というよりも“クラゲ型UFO”であった――。
今年11月19日午後2時半頃(現地時間)、インド北東部マニプール州にあるインパール国際空港の上空にUFOが出現し、インド空軍が2機の戦闘機をスクランブル発進させる一件があった。
戦闘機のパイロットは何も発見することができずに引き返したということだが、空港の業務が3時間にわたり中断されたという。
この不可解なUFO騒ぎについて現地の航空当局とインド空軍の調査が行われているということだが、こうした際にもしも戦闘機のパイロットが現地上空でUFOを目撃し、脅威と判断された場合、攻撃を加える可能性もあり得るだろう。
先日、ポッドキャスト番組「WEAPONIZED」でジャーナリストのジェレミー・コーベル氏とジョージ・ナップ氏は、軍がUFOを攻撃した事例について話し合い、イギリス空軍からリークされたUFO写真を紹介している。
コーベル氏は、2021年の夏の終わりに日本の太平洋沖でアメリカ海軍のミサイル駆逐艦「USSミリアス」が関与したUAPイベントについて解説している。
UAPは艦船から半径約500キロ(300マイル)の広大な範囲で観察され、周囲に他の船舶はなかった。
複数のUAPは4、5晩連続で出没し、空中でダンスを踊るかのような物理法則に反した挙動を見せて飛行し、午前0時から午前5時までの5時間ほど飛び回っていたという。
コーベル氏はこの時に司令官が対ドローン用の電磁兵器でUAPを破壊しようとしたが、効果がなかったと説明している。
さらにコーベル氏とナップ氏は、2021年12月14日に中東・シリアで起きた事件について話し合っている。同日にイギリス空軍は戦闘機(ユーロファイター・タイフーン)で敵対的な無人機2機のうちの1機に向けて短距離空対空ミサイル(ASRAAM)を発射して撃墜したといわれている。これはイギリス空軍にとってフォークランド紛争以来、40年ぶりの実戦での空中射撃となった。
メディアは当初、このドローンを「テロリストのドローン」や「敵対的ドローン」として報じたが、テロ組織や国家がどこも犯行声明を出さなかったため、後になってそれを「ミステリー・ドローン」と呼ぶようになった。今ではアメリカ、イギリスおよび同盟国(ファイブ・アイズ)の諜報機関によって正式にUAP(未確認航空現象)として指定されている。
そしてコーベル氏は、シリア上空で撃墜されたこの飛行物体のリーク画像を公開したのだ。イギリス空軍の報告書では「未確認の航空現象(UAP)」と分類されているこの物体は、円盤型かキノコ型のように見える飛行物体であるという。そしてコーベル氏によれば、この先イギリス国防省が画像を公式に開示するかどうかは分からない」ということだ。
ジョージ・ナップ氏はこれまで数多くの軍用と民間のドローンを見てきたが、シリアで撮影されたUAPのキノコ雲に似た型破りなデザインは独特であると説明する。あるいはキノコ雲というよりも“クラゲ”という形容のほうが相応しいかもしれない。
実際にファイブ・アイズの報告書ではコーヒーテーブルほどの大きさのクラゲに似たUAPが説明されているということで、シリアで撮影されたのも同型の“クラゲ型UFO”と言えなくもないようだ。
コーベル氏によれば、シリアなどの交戦地域に展開するアメリカ軍は、部隊から約50キロ以内に近づいてきたと判断された無人機を攻撃しているという。その一方で、積載物がないと判断されたUAPは放置されているという。
さらに、コーベル氏はアメリカ中央軍(CENTCOM)は15年以上UAPを追跡しているのだが、指揮系統内でこれらの出来事が適切に処理されていないことを指摘している。紛争地帯では地上部隊や基地に接近してくる物体、特に積載物があると思われる移動物体には発砲する傾向があるということだが、問題はそのような交戦後の適切な処理が欠如していることであるという。つまり、撃墜したドローンはほとんど回収されていないというのである。
コーベル氏は米メディア「Liberation Times」に対し、「兵装の可能性があると判断されない限り、UAPはミッションの一部ではないためほとんど無視されます」と語り、UAP現象の調査を妨げていると語っている。
「独特の飛行特性を持つ無人航空機が無視されていることに、米軍内部でも不満を抱いている人がいます。憂慮すべきことに、この重要な情報は指揮系統に適切に報告されておらず、我が国の軍隊や他国の軍隊に脆弱性をもたらしています」(コーベル氏)
「発砲されたUAPの1つはクラゲのように見え、コーヒーテーブルほどの大きさでドーム型でした。これらの交戦地帯では、既知の回収プログラムが存在せず、たとえ何かに攻撃したとしても、それを回収できるかどうかは不明です。これらのUAPは、麻薬密輸業者が使用する気球だった可能性もありますが、制御飛行が行われています。第二次世界大戦中にも金属球が飛行機を追い越す同様の目撃例があり、双方ともそれが相手側の技術だと考えていました」(コーベル氏)
シリアで撮影されたUAPが珍しいタイプのドローンである可能性も高そうだが、もちろん地球外由来や異次元由来である可能性もある。そして、そもそも当のアメリカ当局が地球外由来の先進技術で円盤型航空機を開発・運用しているとの主張も少なくない。
今年6月、スティーブン・グリア博士の「ディスクロージャー・プロジェクト」が主催する集会で、元海兵隊員のマイケル・ヘレラ氏が「2009年10月に赴任先のインドネシアのジャングルで米軍特殊部隊が運用している秘密の“UFO”型航空機を目撃した」と明かしている。
ヘレラ氏によれば、このUFOはエイリアンのUFOを攻撃することを目的に作られた戦闘機であり、これを運用するための極秘基地が現地にあるという。
いずれにしても、このシリア上空で撮影された“クラゲ型UFO”の写真を呼び水とした新たな展開がこの先に待っているのだろうか。UFO/UAPにまつわるリーク情報に引き続き注目していきたい。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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