ペンタゴンのUFO調査機関AAROが公式サイト開設! 意外な調査結果と公式情報が判明する発信拠点に注目
先日、ペンタゴンのAAROが突然開設したUFO公式情報サイト。そこで明かされた“意外な情報”に今、衝撃が広がっている――!
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今我々が暮らす地球は“テラフォーミング”技術で作れられたのか――。気鋭の天文物理学者が「地球は火星人によってテラフォーミングされた」という驚きの理論を展開している。
歴史を紐解いてみれば、一度は比類なき栄華を極めたものの、その後に衰退して滅びた文明や国家はこれまでにも数多くある。さらに視点を広げてみれば、地球文明は過去に何度も誕生と滅亡を繰り返してきたのかもしれない。現在の我々はひょっとすると地球上で何度目かの人類文明なのだろうか――。
このようにきわめてスケールの大きい時間軸に立ってみると、地球と火星の歴史に時期を同じくした重大なイベントが起きていたことを世界トップクラスの天体物理学者が指摘している。この時、地球と火星に何が起きたのか?
米ハーバード大学教授の天文物理学者、理論物理学者のアヴィ・ローブ博士が自身のブログで興味深い論考を共有して注目を集めている。
その記事のタイトルは「地球は火星人によってテラフォームされたのか?(Was Earth Terraformed by Martians?)」だ。
ローブ博士によれば約20億年から25億年前、火星はおそらく致命的な小惑星衝突イベントによって大気と液体の水の貯水池を失い今日の“死の惑星”に変わったのだが、ちょうど同じ頃、シアノバクテリアが地球の大気中の酸素レベルを突然急上昇させる“大酸化イベント(Great Oxidation Event)”が起きていたという。この2つのイベントのタイミングの一致は偶然に発生したものなのか、それともある意図をもって引き起こされたものなのだろうか。
驚くべきことにこのタイミングの一致は意図的なものである可能性はじゅうぶんにあるという。
ローブ博士は以前のエッセイで、20数億年前の火星には現在の我々よりも高度な技術文明が存在していた可能性について言及している。そしてこの時の火星文明が小惑星衝突というほぼ回避不可能な“滅亡シナリオ”を理解した時、講じられる対策は地球への“移住”であったというのだ。
小惑星の衝突は不可避であり、それによって火星が居住不可能な“死の星”になることを知った高度な火星文明は、地球に移住することが最も現実的なサバイバル戦略であることを深く認識し、そのためにまずは地球を居住可能な環境に仕立て上げることに着手したーーというのである。
いわゆる“テラフォーミング”は我々地球人が他の惑星を居住可能な環境にするための“地球化”の技術のことを指しているのだが、実は真っ先にその技術が適用されたのは地球であり、正確に言えば地球を“(小惑星衝突前の)火星の環境にしたこと”になる。
火星文明によって地球に送り込まれたシアノバクテリア(cyanobacteria)の活動の上昇によって地球上の酸素が急激に増え、分厚い大気圏が形成される“大酸化イベント”が起こったというのだ。
ローブ博士によればこの“テラフォーミング地球仮説”は科学的方法に基づいて検証可能であるという。地球、火星、さらには月に初期の文明が進出していた場合は、考古学的証拠を探すことができるからだ。
NASAの火星探査衛星、マーズ・リコネサンス・オービターからのデータを使用した火星地表のクレーターの年代測定では、火星が約20~25億年前に液体の水を持っていたことが示唆され、火星がその頃に大気を失ったという証拠を提示している。
今後は現在鋭意活動中のNASAの最新鋭火星探査車、パーサヴィアランスによって火星の文明の痕跡が発見されることが期待されるが、もし発見されるとすればそれはたとえばどんな形状のモノなのだろうか。ローブ博士によれば興味深いことにそれは都市の道路や建物であるという。
現在の希薄化した火星の大気を考えると、小惑星などの大きな衝突体が火星の表面に直接衝突し、高温のガス、ほこり、および放射線の火の玉が生成されまさに“灼熱地獄”に陥っていたことが予想される。計算によると火星の地表は1平方キロメートルあたり4回の広島型原爆の爆発に見舞われているというのだ。
この“灼熱地獄”で文明の利器のほとんどは当然ながら跡形もなく燃え尽きてしまう。さらにバイオマスや植生は、大気圧や液体の水が存在しないと急速に劣化するためたちまち“死の惑星”へと変貌を遂げてしまうのである。こうした過酷な環境の中で奇跡的にその存在の痕跡を残すことができるものがあるとすれば、それはきわめて堅牢に作られた都市の道路や建物などの遺構であるということだ。
そしてそれは地球上においても同じことがいえるという。つまりはるか昔に地球規模で滅びた文明があったとすれば、奇跡に残っているその痕跡を発見できる可能性はゼロではないというのだ。
ローブ博士によれば太陽系の火星や地球のような惑星は、これまでに技術文明を複数回誕生させた可能性があるという。その中にはテラフォーミング技術を持っていた20億年前の火星文明のように、現在の我々よりもはるかにレベルの高い技術を有していた文明があったとしても不思議ではないという。
もしもそれらの高度な技術文明が本格的に宇宙に進出していた場合、彼らのデバイスの一部は太陽系でまだ機能していることも考えられ、そうした超古代の飛行物体が今日、“UFO”として報告されている航空現象の一部である可能性もあるということだ。この言及はあの謎に包まれた恒星間天体「オウムアムア」を暗に仄めかしているのかもしれない。
地球外文明の存在の可能性の高さと、そのような文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾、いわゆる「フェルミのパラドックス」では「宇宙で我々は独りぼっちなのか?」という問いが叫ばれているのだが、意外にも我々の“年の離れた兄”は隣の惑星に、そして我々の足元の下にいたということになるのかもしれない。
【参考】
https://avi-loeb.medium.com/was-earth-terraformed-by-martians-9f80e078ea41
https://avi-loeb.medium.com/no-high-rise-left-standing-from-early-mars-or-earth-9376389ae070
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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