最新無人兵器か!? ロボット型フライング・ヒューマノイドが出現!/遠野そら
最初の報告例からすでに20年近くの年月を経て、今やUFO・UMAのいちジャンルをなす存在となったフライング・ヒューマノイド。 近年、世界各地で目撃報告が急増しているが、その背景にはいったい何があるのか
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偶然撮影された写真に写っていたのは、厄災の前触れとも恐れられている、メキシコの半人半鳥の魔物バードマンだったのか!? この奇妙な怪物はいったい何者なのか?
2018年4月。メキシコ北東部に位置するヌエボ・レオン州の観光地、ラ・ウアステカ自然公園で撮影した写真に、宙を飛ぶ巨大な生命体の姿が写り込んでいた。写真は、家族旅行中に息子が父親を撮影した何気ない1枚で、自宅に戻り、旅先で撮影した写真を見ていたところ発見したものだという。
周辺に写っているものの大きさから、生命体の身長は約2〜3メートル、背中の翼は5メートル以上あると推測されており、足は2本と人間のようなシルエットであることから、伝説の『バードマン』が現れたのではないか、と注目を集めたのだ。
実はこのメキシコ北東部には、半人半鳥の魔物『バードマン』が生息しているという伝承がある。伝えられるところによるとバードマンの特徴は、身長2〜3メートルのヒューマノイド型で、全身が黒、白、または灰色の羽毛で覆われ、背中に大きな翼が生えている。頭部は人間に酷似しており、くちばしはない。そして、手足には鋭く大きな爪があり、夜になると目が赤黒く光るのだという。まさに今回の写真のそれと似た姿ではないか。
その禍々しい姿はメキシコ版・モスマンとも呼ばれており、地元では不吉を暗示する「厄災の前触れ」として恐れられているのだという。
またさらに恐ろしいのが、年々、バードマンがわれわれ人間に近づいてきていることだ、と地元住民は語る。これまでは、周囲が暗くなってから人目のつかない場所に現れ、サッと姿を隠すことが多かったが、今では昼日中でもあたりをはばかることなく、至近距離で目撃されることが多くなったのだという。
バードマンの記録を遡ると、1870年代後半ごろはヌエボ・レオン州を中心に目撃が相次いでいたが、現在は少しずつその範囲が広がっているようだ。隣接する州でも「街路樹に止まり枝をゆらしていた」「高速道路を走行中、車の後ろから追尾された」「夜中に家々の屋根の上を歩いていた」といった目撃報告が後を絶たず、2021年2月には、同じメキシコ北東部に位置するコアウイラ州アルテアガで、通報を受けた市民保護局がバードマン捕獲に出動する騒ぎが起きている。保護局が到着したときにはすでにその姿はなかったそうだが、これはバードマンを実在するモンスターとして信じているからこそ起きた出来事であろう。
なぜメキシコ北東部に目撃が集中しているのか、そしてバードマンの目的は何なのか。すべては謎に包まれたままであるが、ある統計によるとバードマンとUFOの出現が完全に一致していたことが明らかになっているそうだ。
とすれば、バードマンと地球外生命体の間には、何か関係があることは十分に考えられるだろう。これはあくまでも仮説に過ぎないが、メキシコには古くから半人半鳥の神々にまつわる伝承もあることから、バードマンは時には神として、またあるときは厄災を招く象徴としてこの地に存在していたのかもしれない。今後の情報にぜひ期待したいと思う。
【参考】
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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