フィリピンの吸血鬼「マナナンガル」出現! 伝説の妖怪を少女たちが目撃
フィリピン・セブに伝説的怪物の「マナナンガル」が出現。現地住民を恐怖のドン底に突き落としている。事件発生の経緯とは!?
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東北地方の上空に出現した巨大気球の正体について検証していく。
今年の6月17日早朝から16時にかけて、宮城県を中心に山形県、福島県で所属不明の気球状の物体が出没。ほぼ静止状態で漂う白い円形物体の目撃が相次ぎ、SNSやメディアでは「UFOか?」と一時騒然となった。
2020年6月17日、仙台上空で確認された謎の白い球体のことである。当日、上空では強い西風が吹いていたが、物体は何時間も狭い範囲に留まっていたことから、何らかの動力を有していた可能性があるという。
旅客機内からも機体の遙か上空を漂う姿が確認できたというから、物体は少なくとも高度1万メートル以上を滞空していたことがわかる。なおかつ地上からも目撃されていたことを考えると、その大きさは数十メートルから100メートルはあったのではないかと推測されている。
公開されている画像から、ソーラーパネルらしき十字形の物体と吊り下げられた2基のプロペラが確認できるが、正体を特定するには至らない。多くの謎を残したまま、白色気球は山形県の蔵王町から東方面に移動し、太平洋上に到達したところで行方がわからなくなっている。
当初、この物体は気象庁が打ちあげたラジオゾンデやスペースバルーン、あるいは韓国から流れ着いた宣伝用バルーンと推測された。だが、ラジオゾンデ説は、仙台管区気象台が「気象観測のためのバルーンは飛ばしていない」と公表し、次いで国土交通省仙台空港事務所も「航空法にもとづく届出は、どこからも出ていない」と否定している。
スペースバルーン説も同様で、韓国バルーン説もその形状から否定されている。偵察目的とする憶測もあったが、存在が露呈しやすい気球を使う理由が見当たらない。
なお、この白色気球に対して公式発表はないが、航空自衛隊は早い段階でバルーンを確認していたようだ。
菅義偉官房長官は6月18日午前の記者会見で「関係機関で必要な警戒監視はしっかり行っている」と強調し、「他国が敵意を持って飛ばしてきた可能性はないのか」という質問に対して「ご指摘のような事実、被害は確認されていないとの報告を受けている」と回答。翌19日には、河野太郎防衛大臣が記者団の質問に対し、「防衛省は24時間365日、レーダーその他で警戒監視を続けている」と答えている。これらのコメントから、自衛隊から報告を受けた政府が白色気球の存在を認識しているのはまちがいない。
もっとも、会見での言及はないが、他国由来の可能性は残っている。つまり、在日米軍が飛ばした可能性が考えられるのだ。在日米軍は、国内法規から除外されているため、戦闘機を飛ばす場合でも申請義務はない。両大臣の回答した内容から、あきらかに除外された存在なのである。
だが、仮に米軍所属のものだとしたら、その意図はいったい何なのか?
気球は宮城県亘理郡山元町と山形県山形市の上空に長時間滞空していたというが、調査目的であったとすれば、その“対象”は何だというのだろうか?
白色気球を米軍所属と想定し、その目的を推察したとき、脳裏をよぎったのは、東北地方がUFOのホットスポットだという事実だ。とりわけ青森県三沢市の上空は、パイロットが飛行中に奇妙な飛行物体と遭遇する事件が幾度となく報告、報道されてきた。
中でも1982起きた遭遇事件は衝撃的である。
10月28日午前8時40分、札幌行きの全日空機771便が大阪空港を離陸。高度3万7000フィートを、時速916キロで順調に飛行していた。しかし、午前10時すぎ、三沢市上空を通過して下北半島にさしかかったところで異常事態が発生。北野泰次機長ら3人のクルーが、前方に未確認飛行物体を発見したのだ。
接近するにつれ、物体は薄い茶色の葉巻形であることが判明。後部はモヤのようなものに包まれていたが、輪郭がはっきりしている以上、雲ではない。飛行機にしては大きすぎるが、いずれにしてもニアミスの危険がある。機長はただちに札幌の航空管制センターへ報告を入れたが、管制塔のレーダーには何も映っていなかった。この間にも、物体は右上に傾きながら向きを変え、進行方向をあきらかに771便に向けていた。3人の緊張が一気に高まる。
だが、すでに着陸体勢をとっていた771便は、徐々に高度を下げており、運よく怪物体の真下あたりを通過。そして3100フィートまで降下したところで、物体は視界から消えた。
事件は、厳しい訓練を重ねたパイロットの証言によるもので、誤認はまずありえない。衝突の危険性を懸念し、航空管制センターに確認要請をしていることから、狂言である可能性もない。3人は間違いなく“異様な物体あるいは現象”を目撃したのだ。
では、彼らが目撃した物体はいったい何なのか。これについては、既知の航空機、隕石や落下した人工衛星、観測気球、雲の誤認と、あらゆる可能性が検証されたが、いずれも除外されている。それゆえ今日では、3人が目撃したのはUFOであったと考えられている。
この事件に代表されるように、三沢〜函館付近はUFOの多発地点として、パイロットの間でよく知られてきた。当然、日本政府も在日米軍も注視しているはずだ。だからこそ、今回出没した白色気球がその調査機だと思えてならないのだ。
防衛省と自衛隊はUFO目撃データを収集しているか?
そう問われたとき、筆者は常に「イエス」と答えている。自衛隊にはUFO目撃報告を収集・解析する部署はないとされているが、佐藤守元自衛隊空将が著書『実録 自衛隊パイロットが接近遭遇したUFO』で、現役パイロットの目撃証言をリークしていることからも、彼らの報告書が自衛隊内のしかるべき部署で分析・保管されているのは間違いない。
では、防衛省はどうか?
これについては、決定的ともいえる情報が実はある。長年、筆者が封印してきたものだが、時効と判断してここで披露したい。
話は1970年代後半にさかのぼる。知人の仲介で、防衛庁(現防衛省)広報課所属の高官と懇意になった。そして、自宅近くで会ったあるとき、世間話がいつしかUFOに及び、彼が驚くべき情報を聞かせてくれたのだ。
曰く、長野を起点に、山形、宮城、青森、函館を結ぶライン上でUFOの出現が多発。上空を飛行する自衛隊機のパイロットたちが頻繁に遭遇しているというものだ。彼らには目撃体験をすべて報告書に記す義務がある。そういいながら彼は、おもむろにジャケットの内ポケットから青焼きコピーを取りだした。それは宮城上空で航空自衛隊のパイロットが遭遇したUFOの目撃報告書だった。やはり、政府もUFOの存在を注視していたのだ。
さらに、山形と宮城の県境界線上は謎の磁気異常が発生する空域で、航行時には細心の注意が求められていること、その特異地点が「R」と呼ばれていることを彼から聞かされ、全身総毛だったことをいまだに記憶している。
「R」はもちろん暗号名であるが、具体的にどこを指すのかまでは彼も教えてはくれなかった。
だが、筆者にはこの特地点「R」がどこを指すのか、目星はついている。それは東北最大のミステリーゾーンと噂される「田代峠」だ。
山形県北東部、宮城県との県境にある田代峠。地元の古老によれば、そこには足を踏み入れたら二度と戻れない禁足地があり、磁石の針がグルグル回るほどの磁気異常地帯が存在するという。山中で車のエンジンが突然止まった、腕時計が狂ったという報告は数知れない。銀色の服を着た怪人が目撃されたり、山菜を採るため、峠深くに分け入った男性が緑色のガスに包まれ、謎の洞窟へと吸い込まれて、4日後に記憶をなくした状態で帰還するという不可解な事件も発生しているのだ。
また、その上空でも古くからさまざまな怪異が起きてきた。たとえば、怪光現象、翼のない幽霊飛行機の出現、峠に広がる湿地帯から出現するUFO。戦時中には、葉巻形UFOと零戦が交戦したという情報もある。そして、1965年には自衛隊機の墜落事故が発生。情報によれば、“見えない手”で摑まれたかのようにスーッと垂直落下したにもかかわらず、機体は損傷を受けなかったという。
本誌読者であれば、これらが異界とのリンクを想定しなければ説明しがたい事象であることにお気づきであろう。いや、UFOの出現が多発することを考えればスターゲイトの可能性が高い。いずれにしても、特異地点「R」が田代峠であることは間違いない。
そして、件の白色気球は、その周辺調査を行っていたと筆者は推測する。事実、気球の滞空時間が長く、目撃情報が多いのは宮城県と山形県、つまりは田代峠の上空である。特異地点「R」=田代峠——そこはUFOが出入りするスターゲイトであった。この事実を摑んでいた米軍はこれまで極秘に調査を行ってきたのだ。だが、「R」の活動が急激に活性化し、調査を急いだのかもしれない。だから、今回のように人目についてまで調査を行ったのではないだろうか。
もしそうだとすれば、驚愕の事実が当地からもたらされる可能性が高くなる。今後も東北上空の怪空域から目が離せない。
並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
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