ラムセス2世が豊洲に降臨中! 史上最大級の古代エジプト展「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」を見逃すな
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2025年7月26日、奈良国立博物館に世界が集まる! 展示品、音声ナビゲーター、そしてオリジナルグッズの続報を紹介。
人類の歴史を生活具、民芸品、そして信仰の面から総覧できる展覧会「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」が、2025年7月26日(土)から9月23日(火・祝)にかけ、奈良国立博物館 東・西新館で開催される。
開催概要などの初報はすでに公開しているが、人類が神や精霊の姿、霊的な存在ををいかにとらえてきたかを実物を通じて感じられる展覧会となり、ムーとしても注目している。
今回、「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」の展示内容に追加情報が明らかになったので、重ねてお知らせしよう。
本展にはパプアニューギニアの精霊仮面が多数展示される。この「コヴァヴェ」は山林に住む精霊の姿で、成人となる男子が装着するもの。自然と一体となることが通過儀礼に含まれている習俗そのものの仮面だ。
こちらもパプアニューギニアの精霊仮面のひとつ。「マイ」は祝祭に用いられた仮面で、本来は村の外には持ち出されない。小さい宝貝(マイmai)を無数に敷き詰める製法は現在は行われていないため、「マイ」のなかでもかなり貴重なものといえるだろう。
墓前で悪霊を除け、被葬者を守護する役目を果たす鎮墓獣のひとつ。ウシのような偶蹄と全身から発する気を表すようなタテガミが見どころ。
1枚の厚い銀板をたたき出して成形し、鍍金が施されて作られた器。外面には裸体婦人像や水鳥、パルメットなどの文様が描かれている豪華な品だが、なんと類似の出土品がない。天才が残した唯一の逸品なのか、またはムー的には謎のテクノロジーの関与も想像してしまう。
ジャワ島やバリ島の伝統である影絵芝居の人形。影絵芝居の演目はインド神話に基づくものが多く、同地と古代インドの関係性を伝えるアートでもある。
目は魔除けの呪物としてもよく使われるうえ、見た目からどうしてもつげ義春の「ねじ式」を連想してしまうが、まさに「眼薬屋」の看板である。生活具のひとつ。
トロイ遺跡を発見した考古学者シュリーマンによる、ミケーネ文明のティリンス遺跡の発掘報告書の原画のひとつ。神話を歴史に位置付けた伝説の考古学者の筆致を目の当たりにできる。
奈良国立博物館からの展示品での出色は、釈迦在世中にその姿を写した(!)像として信仰を集めた清凉寺式の釈迦如来立像が会場に登場する。偶像……というよりは、人物像といえるのか。生き生きとした表情をその目で見てほしい。
インド神話でのガルーダが仏教に帰依して釈迦や千手観音の眷属となったのが二十八部衆。その一尊の迦楼羅王が本展に参加する。龍を食らうことから、病禍や天災などを除く力があるとされるので、平穏な世を祈念したい。
本展で音声ガイドナビゲーターを務めるのは俳優の大沢たかおさん。
「展示作品を通じて『時空を超えた世界探検の旅』が出来る事にワクワクしています。僕は旅が好きですが、世界を回ってみると多様な民族や文明、文化があることに驚かされる事があります。音声ガイドでは、こうした広い世界から集められた作品の魅力を皆様に紹介できればと思っております」と語っている。
世界各地から、そして古代から現代までを縦横に広がる「世界探検の旅」展は、紹介しきれないほとの情報量が多い。音声ガイドでじっくりと世界を旅することをおすすめする。
情報によると、通常の鑑賞環境とは異なる、没入感のある特別展示が日時限定で行われるという。「摩訶不思議アワー」と題した体験がどんなものか、さらなる続報に期待だ。
博物館、美術館の展示イベントでは、会場オリジナルグッズも楽しみのひとつ。摩訶不思議なオリジナルグッズの開発が進行中で、ポストカードやノートのほか、精霊の仮面作品をモチーフにしたフェイスパックも。
そして……実は「ムー」とのコラボグッズも予定されている。奈良で体験できる世界の旅のお供になれるとは……その名も「ムーならコレクション」。どんなグッズが登場するのか、さらなる続報にて。
多面的に楽しめそうな「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」にご期待を。数々の信仰具、呪物は、、ムー民のワクワクを裏切らない。
展覧会名:奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展
「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」
会 期:2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
開館時間:9:30~17:00(毎週土曜日および、なら燈花会開催期間、中元万燈籠開催期間は19:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休 館 日 :7月28日(月)、8月4日(月)、8月18日(月)、8月25日(月)、
9月1日(月)、9月8日(月)、9月16日(火)
会 場:奈良国立博物館 東・西新館
所在地 〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50番地
主 催:奈良国立博物館、天理大学附属天理参考館、日本経済新聞社、テレビ大阪
特別支援:DMG森精機
協 力:仏教美術協会、日本香堂
奈良国立博物館問い合わせ:050-5542-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式ウェブサイト:http://art.nikkei.com/tanken/
奈良国立博物館ウェブサイト:https://www.narahaku.go.jp
webムー編集部
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