竹内文書 日本の超古代文明を伝える古史古伝/世界の新七不思議

文=並木伸一郎

関連キーワード:
地域:

    超巨大建造物から超常事件の現場まで、各地のさまざまなミステリーを、超常現象研究の第一人者・並木伸一郎がセレクトした〝世界の新七不思議〟をご案内! 今回は〝日本の超古代文明〟に選定したなかから、驚愕の内容で超古代の様子を伝える古文書『竹内文書』です。

    竹内家に伝えられた驚愕の古文書

     茨城県北茨城市磯原町の竹内家に伝わる数々の古文書類。総称して『竹内文書』と呼ばれるこれらを、1892年に祖父から譲り受けたのが竹内巨麿である。巨麿はその後、さまざまな宗教体験を経て、1911年、磯原町に皇祖皇太宮神宮を設立し、自ら興した天津教の布教に努めるとともに、文書の整理と研究を開始した。そして、その成果を徐々に公開していった。

    古史古伝のひとつ、竹内家に伝わってきた『竹内文書』の一部(写真=八幡書店)。
    「開かずの瓶」の中に、『竹内文書』が保管されていた(写真=八幡書店)。

     同書が成立したのは約2000年前。だが約1500年前に、神代文字で書かれていた文書を、雄略・清寧・顕宗・仁賢の4天皇に仕えた大臣・平群真鳥が漢字・仮名に翻訳したとされる。竹内家はこの平群真鳥の系譜に連なるという。


    『竹内文書』は神代文字で記されている。その内容は正史としてわれわれが知るものとはかけ離れた驚愕すべきものだ(写真=八幡書店)。

    世界の聖人たちは来日していた!?

     では『竹内文書』の内容について、ごく一部を紹介しよう。
    ――宇宙が誕生したといわれる150億年以上前、日本列島に異星人が飛来した。そして天皇となり、全世界を支配することになった。彼らは、現在の富山市に皇祖皇太神宮という壮大な宇宙神宮を造営し、世界各地にピラミッドを建設して、祭政一致の政治を行った。この、日本を中心としたきわめて高度な超文明が栄えた古代世界には、最先端の科学技術が備わっていた。たとえば「天浮船」という、大気圏外にまで飛翔できる超高速の飛行船や、永久に錆びない超合金「ヒヒイロカネ」などを駆使していたのである。
     だが、超文明は度重なる天変地異のために疲弊し、滅亡した。残されたのは栄光のみであった。
     その栄光は平群家や、その末裔の皇祖皇太神宮の神官であった竹内家に伝えられていく。また、栄光の輝きに惹かれ、モーセや釈迦、イエスなど、世界の聖人と呼ばれる人々が日本にやってきたという。
    『竹内文書』の記す皇統譜は、想像を絶する時空を経て神武天皇、そして天皇家につながる。そのあまりに衝撃的な内容に、これを偽書、創作の類とする説が一

    『ムー的世界の新七不思議』(並木伸一郎・著)絶賛発売中!

    並木伸一郎

    「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。

    関連記事

    おすすめ記事