古代エジプトの秘教が明かす大天使の正体!! 聖ミカエル・レイラインの謎/MUTube&特集紹介  2025年7月号

関連キーワード:

    大天使ミカエルにゆかりのある寺院が直線上に並ぶ聖ミカエル・レイライン。このレイラインは偶然できたものなのか、それとも何かを意図したものなのか。三上編集長がMUTubeで解説。

    高台に造られたレイラインの寺院

     世界には神秘的なスポットや宗教的に重要な場所を地図上でつなげると直線で並ぶことがあり、多くの人々がその神秘性に心を躍らせ「レイライン」と呼んだ。そんな数あるレイラインの中で最も有名なのが「聖ミカエル・レイライン」。聖ミカエルとは、『新約聖書』に登場し堕天使ルシファーと戦った大天使で、数ある天使の中で最も位が高い存在だともいわれている。
     そんな聖ミカエル・レイラインの特徴は、ヨーロッパから中東に至るまで大天使ミカエルにゆかりのある寺院が一直線に並ぶというもの。
     直線上に並ぶ寺院は北西から順に、アイルランドのシュケリッグ・ヴィヒル、イギリスのセント・ミカエル・マウント、フランスのモンサンミッシェル、イタリアのサクラ・ディ・サン・ミケーレとサン・ミケーレの聖域、ギリシアのパノルミティスの聖ミカエル大天使修道院、そして、イスラエルのステラ・マリス修道院である。最後のステラ・マリス修道院は直接的に大天使ミカエルと関係ある寺院ではないが、その修道院がある丘には聖ミカエルの伝説があり、関係ないとはいえない。
     大天使ミカエルにゆかりのある多くの寺院は高台にあると知られているが、聖ミカエル・レイライン上にある寺院もマウントと呼ばれる丘の上にある。モンサンミッシェルを見てわかるように、人力だけでは到底造れないような見た目の丘の上にある寺院が一直線に並んでいることから多くの人々のロマンをかき立て、現在に至るまで考察がなされてきた。
     しかし、的を射た答えはいまだなく、欧米の学者からは偶然の産物と見られている。
     とはいえ、この聖ミカエル・レイラインは偶然ではない。これから、古代の神話を受け継ぐ者たちが意志を持ってこのレイライン上に大天使ミカエルの寺院を建てているといえる〝世界初〟の証拠を述べるとしよう。また、なぜキリスト教が土台にある欧米の国々では聖ミカエル・レイラインの本当の意図にたどり着けないのか、その理由もわかるだろう。
     宗教に寛容な日本だからこそ知り得る真実をお楽しみいただきたい。

    (文=岡本佳之)

    続きは本誌(電子版)で。

    月刊ムーの特集記事を三上編集長が解説!

    webムー編集部

    関連記事

    おすすめ記事