キリストの全生涯を目撃した「助産婦のサロメ」の墓を発見! 聖書研究の新たな重要現場となる/仲田しんじ
イエス・キリストの生誕から最期、そして復活までの一部始終を看取った女性が実在した。新たに一般公開される遺跡に、その女性を奉る墓があったのだ――。
記事を読む
超巨大建造物から超常事件の現場まで、各地のさまざまなミステリーを、超常現象研究の第一人者・並木伸一郎がセレクトした〝世界の新七不思議〟をご案内! 今回は〝7つの超古代文明〟に選定したなかから、インド洋上の超古代文明レムリアです。
太平洋のムーと大西洋のアトランティスの沈没大陸に勝るとも劣らない謎の巨大大陸が、実はインド洋にも沈んでいるという。北はインド、西はアフリカ、南はオーストラリア、東はインドネシアに囲まれた広大な海域に浮かんでいた、この幻の古大陸は「レムリア」と呼ばれる。
レムリアの名づけ親は19世紀イギリスの動物学者フィリップ・ラトリー・スクレーター。アフリカ東部、マダガスカル島に棲息するキツネザルの一種「レムール」が語源である。
ところが奇妙なことに、レムールはすぐ西隣のアフリカ大陸には棲息していない。それにもかかわらず、海を隔てて数千キロも離れたインドやスリランカ、インドネシアなど、南アジアから東南アジアにかけての地域、すなわちインド洋の周辺地域には散在して棲息しているのだ。いかにも奇妙で不可思議な分布である。偶然とも考えにくい。生物学上の常識からすると、同一種の生物が隔絶地で互いに無関係に発生することはありえないからだ。
しかもレムールはきわめて臆病な動物で、泳ぐこともできない。大洋を泳いで東アジア等に到達した可能性は皆無なのである。となると、考えられる原因はひとつ。マダガスカルとインドや東南アジア周辺は、かつて巨大な陸地でつながっていたのではないか……? これらの事実を踏まえ1874年、スクレーターは「レムリア仮説」を提唱したのだ。
だが、これはあくまでレムールの分布をもとに考えられた「仮定の大陸」にすぎない。そして20世紀以降の地質学の進歩によりプレート・テクトニクス理論が完成し、大陸移動説が裏づけられるようになると、レムールの不可思議な分布も無理なく説明されるようになった。そのためか、近ごろはレムリア大陸についてはあまり話題に上らない。
とはいえ、ムーを提唱したジェームズ・チャーチワードが、ムー大陸の起源をレムリア大陸に求めるなど、この仮説が超古代文明研究におよぼした影響は決して小さくない。
並木伸一郎
「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。
ランキング
RANKING
関連記事
キリストの全生涯を目撃した「助産婦のサロメ」の墓を発見! 聖書研究の新たな重要現場となる/仲田しんじ
イエス・キリストの生誕から最期、そして復活までの一部始終を看取った女性が実在した。新たに一般公開される遺跡に、その女性を奉る墓があったのだ――。
記事を読む
UFO事件の裏で暗躍する黒ずくめの男たち「メン・イン・ブラック」/ムーペディア
毎回、「ムー」的な視点から、世界中にあふれる不可思議な事象や謎めいた事件を振り返っていくムーペディア。 今回は、UFOの目撃や異星人との接触など、UFOがらみの事件が起こるたびに出没する謎の男たちを取
記事を読む
90年代最恐の心霊スポットを再訪問! いたこ28号「中野病院跡」考察/吉田悠軌・怪談連鎖
怪談は、引き寄せあい、連鎖する。怪談師の珠玉の一話を、オカルト探偵・吉田悠軌が考察! 今月は「東京最強の心霊スポット」ともいわれる、あの場所をひもとく。
記事を読む
見学できる秘密結社拠点!「フリーメーソンズ・ホール」の歩き方/ムー的地球の歩き方
ムーと「地球の歩き方」のコラボ『地球の歩き方ムー 異世界の歩き方』から、後世に残したいムー的遺産を紹介!
記事を読む
おすすめ記事