地震発生後のトルコにUFOの大群が飛来! 関係性が疑われる“歴史的記録”のない巨大遺跡
トルコで発生した大きな地震の直後、住民によって目撃されたという夜空に輝く無数のUFO。両者の関係は? そして謎の古代遺跡とのリンクとは――?
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地中海東部に浮かぶキプロス島の遺跡で謎のモノリスが発掘された。その近くには女性の白骨遺体も発掘され、4000年前のこの地で何が起きていたのかさまざまな想像が膨らむ――。
伊シエナ大学のルカ・ボンバルディエリ教授率いる考古学者チームが、キプロス島最古の聖地とされる4000年前の神殿を発掘。驚くべき事実が明らかになった。
同神殿は、コウリス川とコウリオン湾を見下ろす海抜90メートルの石灰岩の台地に広がる「エリミ遺跡」の中に位置し、付近一帯は景勝地となっている。
神殿以外にも、住居や作業場、埋葬地などが発見されているエリミ遺跡の歴史は、紀元前2000年から紀元前1600年頃の中期青銅器時代、当時繁栄していた職人コミュニティの大規模複合施設として発展したとされる。
これまでシエナ大学、キプロス考古学局、その他さまざまな機関が協力して取り組む「エリミ考古学プロジェクト」の一環として、15年にわたる調査が続けられてきたエリミ遺跡。最近になって意外な姿が次々と明らかになってきた。
なんと、神殿の中央部には、高さ約2.3メートルの謎めいた「モノリス(一枚岩)」が鎮座していたというのだ。滑らかに磨かれたモノリスの表面には、小さなカップをモチーフとした円が描かれ、研究者たちはこれが古代の儀式や思想において重要な役割を果たしていたと考えているようだ。
このモノリスは砂岩から作られており、研究者によるとエリミ遺跡の近辺ではなく、おそらくもっと遠くで採掘されて運ばれてきた可能性があるという。
モノリスは当初、長方形の部屋の中央に置かれ、アンフォラ(陶製容器)と炉に囲まれていた。これは、部屋がとりわけ神聖な空間として使われていたことを示唆しているらしい。
ボンバルディエリ教授はプレスリリースで「周囲と比較し、ここが小さくても聖なる空間であったことがわかりました。島に残っている最古の聖なる空間です。その儀式的な機能と思想的価値は特に重要であると思われます」と力説する。
発掘調査では、聖なる空間のほか、小さな住居から推定20歳前後の若い女性の白骨遺体も発見されている。彼女の頭蓋骨には、槍か重い鈍器で負ったと思しき重度の骨折の痕跡があった。その状態から、彼女は暴力的な死を遂げた――おそらく古代の殺人事件の被害者だったことが示唆されている。
遺体の胸には大きな石も置かれていたが、これは遺体を動けなくすることで彼女の魂が生きている人間に憑依しないようにするためのものだったらしい。彼女の遺体の近くに貴重品や儀式用の品物がなかったことから、正式な埋葬の儀式が行われなかったこともわかる。
実は、キプロス各地で同様の事件が記録されているのだが、ボンバルディエリ氏によると、かつての同地では出産に関する何らかの問題が原因で若い女性が殺害されていた可能性があるという。女性が発見された小さな住居の入り口は、まるで墓のように厳重に封印されていたというのだ。
エリミ遺跡での発見は、青銅器時代初期の暮らしを今に伝えてくれる。この古代のコミュニティは、大火の後で突然放棄された。火災により神殿の屋根が崩壊したことで内部がそのまま封印され、皮肉にも保存状態が良好に保たれたのである。
はたして4000年前のキプロス島の人々の暮らしはどのようなものだったのか? 私たちの想像を大いに膨らませてくれる今後の発見に期待しよう。
【参考】
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/mysterious-monolith-discovered-4000-year-33247836
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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