13個の「クリスタル・スカル」が揃ったとき何かが起こる!? 超古代文明のテクノロジーを考察

文=本間秀明

    「ムー」メインライターを務めるオカルト界の重鎮、日本を代表する超常現象研究家の並木伸一郎先生が「並木ミステリーCH」で今こそ明かす“あの事件”の真相!

    マヤ文明の遺跡から発掘されたヘッジス・スカル

     クリスタル・スカルは、水晶で造られた人間の頭蓋骨の模型だ。その中でもとくに有名なのが、中米ホンジュラス(現ベリーズ)で発見された「ヘッジス・スカル」で、マヤ文明の遺跡から発掘されたといわれる。

     ヘッジス・スカルには精巧な造形美や下顎が外れる細工などがみられる。マヤ文明が紀元前1000年頃から16世紀にかけて栄えたことを考えると、これだけのものを作った当時の技術に驚かされる。米国のヒューレット・パッカード社が1970年代に行った分析では、ノミで研磨した跡がなく、水晶の軸を無視して造られ、目がプリズムになっていることが判明した。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     1919年、英国の探検家ミッチェル・ヘッジスは、養女のアンナを連れてホンジュラスの奥地へと向かい、古代都市の遺跡ルバアンタンを発見した。ルバアンタンにある寺院の祭壇の下に埋もれていたのがヘッジス・スカルで、これが見つかった1924年1月1日はアンナの17歳の誕生日だ。ヘッジスは、マヤの神官が儀式のときにヘッジス・スカルに光を当て、ドクロが語っているように見せて託宣を行っていたのだろうと述べている。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     1986年6月、並木先生は現地でアンナ本人の取材を行った。動画では、 当時39歳の並木先生と、その前で不思議な表情をしているヘッジス・スカルを撮影した貴重な写真が公開され、取材時の思い出も語られる。ヘッジス・スカルを触ったら、なんとなく不思議な感じがしたという体験談もーー!

    ヘッジス・スカルはマヤ文明の遺物か、それとも……!?

     ヘッジス・スカルがマヤ文明の遺物だとすれば、これを作り出したテクノロジーはどこから、どうやって来たのか? 並木先生がさまざまな事実や意見をふまえながら、論理的な考察を展開する。

     他のスカルがマヤ文明の遺跡から発見されていないことから、ヘッジス・スカルが現代の技術で造られたものではないかと疑う人々は少なくない。

     2008年にスミソニアン研究所が電子顕微鏡で調査した結果、ダイヤモンドで研磨した跡が判明した。そのため、ヘッジス・スカルが19世紀以降に造られたものだという主張が広まっていく。この主張に対する並木先生の反論はぜひ動画で確認してもらいたい。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     ドイツには水晶加工する施設が存在するというが、オーパーツ研究家のクラウス・ドナは現地を調査した上でこの噂を否定した。並木先生もまた、ヘッジス・スカルがミステリーの領域にあると考える。

    13個のクリスタル・スカルはどこにあるのか?

     現在、ヘッジス・スカルはヘッジスの後見人によって封印され、一般には公開されていない。そのため、これがいつ、どこで、どのように造られたのかは解明されないままだ。

     謎多きクリスタル・スカルをめぐっては、非常に興味深い説がある。マヤ文明起源のクリスタル・スカルは全部で13個あり、メインとなるスカルを中心にして13個を並べると何かが起こるというのだ。

    画像は「並木ミステリーCH」より引用

     では、ヘッジス・スカル以外のスカルはどこにあるのか? 近年ヒムラー・スカルやコンパッション・スカルなども発見されたが、未発見のスカルはピラミッドやバミューダトライアングルに眠っている可能性も……?

     今後もクリスタル・スカルに関する新たな発見がありそうだ。並木先生のさらなる調査から目が離せない。

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    Namiki Mystery Channel並木ミステリーCH

    本間秀明

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