<目撃>八王子に怪人? 自宅前で遭遇した、影のごとき真っ黒男の恐怖
関連キーワード:
2020年5月某日、午後9時30分、エレベーターホールの窓が閉まっていたので、当時の時節柄、気になった私は通路へ出て窓を開けました。
玄関ドアの前に戻ってきたとき、〝ソレ〟と遭遇しました。当時の状況をなるべく詳細にお伝えできればと思います。
通路の西側にある踊り場が、蛍光灯が煌々と輝いているのにもかかわらず、真っ黒なのが気になり、そのまま踊り場を見つめていました。
上の階から口笛でも吹くような軽い足取りで人が降りてきたので、住民かな? と安心したのも束の間、異様な姿にギョッとしました。
最初は不審者の類いかと思いましたが、ゆっくり近づいてきた〝真っ黒男〟を蛍光灯の下でじっくり観察したところ、ああ、これ、〝生きてる人間じゃないな〟と悟りました。
黒い影のような姿で、身長は190センチ近くありました。ひょろっとした細身でした。
黒い全身タイツやマスクをつけていると考えると、「ふぅ」「はぁ」……などの呼吸音がまったく聞こえなかった点や、顔に鼻やくちびるなどの凹凸もなく、のっぺりとした平らな顔だった点。衣類の継ぎ目がなかった点などなど……およそ人間らしさというものが感じられませんでした。まだ不審者だったほうがよかったです。
真っ黒男は、近づこうとするけど近づけない、というように見える動きを5回ほど繰り返し(その間、私と真っ黒男の距離は腕1本分でした)、これ以上近づけないと悟ると、じっとこちらのほうを見ながら、マイケル・ジャクソンのムーンウォークのような動きをして去っていきました。
真っ黒男が近づこうとしても近づけない変な動きをしていた間、蛍光灯の光とはまた別の強い光が、私の体から発せられていました。相手が近づけなかったことと体から発せられた白い光との因果関係はわかりません。
影がそのまま人の形となり、歩き回っていたあのモノはなんだったのでしょうか?
川奈まり子さん著『八王子怪談』の中で類似するケースが書かれていましたが、私以外にも、真っ黒男と遭遇した人はけっこういるのではないか……他の人の体験談ももっと知りたいと、密かに願っています。
(東京都八王子市 おたま♥)

本投稿は月刊『ムー』2025年4月号より転載したものです)
<編集部より>
海外の事例ですが、シャドーピープルを彷彿させる存在ですね。
全身タイツの不審者が八王子にいるのだとしたら……とも考えてしまいました。それもこわい。

