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<体験談>深夜の病室で死に神の声が聞こえた? 死者を連れていくような音

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◆坂本まゆみ/愛知県春日井市

 友人のNさんから聞いた話です。

 数年前、病気で入院中のある日の深夜のこと、Nさんが目を覚ますと、だれかが病室に入ってきました。
 やがて、「この病室には、今日、死ぬ者はいないな」と、男性の低い声が聞こえてきました。
 その直後、数人の人たちがあわただしく廊下を通過する音が聞こえてきました。
 何かあったのだろうかと考えているうちにNさんはトイレに行きたくなり、病室を出ました。
 ふたつ先の病室では、医者や看護師がバタバタと出入りしています。廊下にはその病室の患者の身内らしき人たちがいて、遺産がどうの、保険金がどうのと、不謹慎な話をしているのが聞こえてきました。
 それを耳にし、本当に怖いのは霊とかではなく、生きている人間だとNさんは思ったそうです。
 また、自分が病室で聞いた男性の声は死に神のものだったのではないか。そんなふうにもNさんはいっていました。

(本投稿は月刊『ムー』2026年01月号より転載したものです)

<編集部より>
「いない」という言葉の裏には「死ぬ者がわかる」という恐ろしさが。病院での死に神の怪談は定番とはいえ……。ひやっとします。

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