<体験談>K子先生の祟り? 関係者を襲う不幸の数々

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◆青木義夫/静岡市

 私は小学校で教師をしています。これは、私が通う小学校に赴任してきた先生から聞いた話です。

 以前、その先生が勤務していた小学校では、ある教師が長期休業することになり、急きょ、臨時職員としてK子先生が赴任してきました。
 臨時職員とはいえ、授業を行うのはもちろんのこと、正規の教師同様、担任も受けもつことになりました。
 ようやく慣れてきたころ、K子先生が無断欠勤したそうです。連絡がつかず、みな心配していました。
 結果として、K子先生は自宅で亡くなっていたことがわかり、学校中が大パニックに陥りました。
 警察の捜査より、やがて他殺と判明。この事件は新聞でも取りあげられ、テレビで報道もされました。

 当時、K子先生の家庭では離婚話が進んでいたようで、当初、ご主人が犯人ではないかと疑惑がかけられました。しかし、ご主人には完璧なアリバイがあり、犯人ではないと断定されました。
 学校にも警察官が多数やってきて、教職員はいろいろと事情聴取されたそうです。しかしながら犯人逮捕には至りませんでした。

 やがて時が過ぎ、次第に学校内は落ちつきを取りもどしました。
 ちょうどそのころ、学校の用務員さんがバイクを運転中、トラックと衝突して、死亡するという事故が発生しました。
“普段から運転には慎重な用務員さんが事故に遭うなんて……〟と、学校関係者は、みな不思議がっていました。
 この用務員さんは、亡くなったK子先生と仲がよかったそうです。

 それから間もなくして、今度はK子先生が住んでいた高層マンションから小学生の女の子が転落して死亡しました。その女の子も同じ高層マンションの住人です。
 事故の目撃者によると、女の子は何かを取ろうとして、ベランダ身を乗りだしたようです。
 単なる偶然かもしれませんが、この女の子もK子先生と深い関連がありました。K子先生が、生前、その子の担任をしていたのです。

 短期間の間に、身近な人が亡くなるという不幸な出来事が発生したことから、先生たちはもちろん子供たちの周辺はかなりざわつきました。
 中には、「亡くなったK子先生の祟りではないか!?」と、吹聴する人まで出たそうです。

 これが関係しているかどうかはわかりませんが、学校内で、なんとお祓いをすることになりました。校内でのこのようなことをするのは、非常にめずらしいといえるでしょう。
 さらには、職員室内に神棚まで設置されました。お祓いと神棚の効果によるものかはわかりませんが、以後は不幸なことは起こっていません。先生はじめ子供たちも、これでようやく安心することができたそうです。

 これらの出来事は、はたして本当にK子先生の祟りなのでしょうか? もしくはK子先生に呼ばれてしまったのでしょうか? あるいはまるで関係ないことが影響しているのか。単なる偶然なのか。
 結局、原因はわからないまでも、お祓いにより不幸な出来事は収束しました。お祓いの効果は確実にあったといえるでしょう。

(本投稿は月刊『ムー』2026年01月号より転載したものです)

<編集部より>
仲が良かった方々を祟るとは、K子先生の無念なのか……。祟りでなく、悲しみのメッセージかもしれませんね。

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