<体験談>自ら命を断った友人Aがお別れの挨拶をしに夢に現れた!

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 小学校からの友人Aが亡くなったのは数年前のことです。長らく心の病と向きあってきた彼女は、自ら命を断ちました。

 遠方に住んでいた私は諸事情があり、お悔やみにも行けず、しばらくAの死を受けいれることができませんでした。
 彼女を思いだしては気持ちが沈む。そんな日々を繰りかえしていた今年の春先のことです。ある夢を見ました。

 私は自宅の窓から庭を見ています。すると薄暗い中、窓の外に薄ピンク色のパジャマ姿のAが立っているではないですか! ! 彼女は手を振りながら穏やかな表情で私を見ています。
 現実には、庭の向こう側には塀があるだけなのですが、夢の中では家があります。Aは裸足のまま歩いて窓からその家の中に入り、カーテンを閉めました。そしてレースのカーテン越しに私に向かって手を振るシルエットが見えていましたが、やがてそれが消えたところで私は目を覚ましました。

 Aの死後、彼女が夢に現れたことなど一度もありません。
私はAが夢をとおしてお別れをしにきてくれたのではないかと、思っています。

◆黄田マイ

(本投稿は月刊『ムー』2025年12月号より転載したものです)

〈編集部より〉
夢や無意識の世界は、時間を超えて死後や生前とつながっている、という見方もできます。よい再会、お別れになったと思います。

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