〈オピニオン〉私たちは〝望む未来〟へタイムリープした!

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啓蟄

『私が見た未来(完全版)』の著者、竜樹諒氏の新刊『天使の遺言』を旅行カバンに詰め、7月4日、私は出雲行き特急列車に乗りました。7月5日にあるかもしれない大災害を避けるためです。

 驚いたのは、学校が夏休み前だというのに、4両編成の列車がほぼ満杯だったことです。私と同じ〝逃避行組〟がかなりいたのかもしれません。

 幸いにも大災害はなく、7月を無事にやり過ごすことができました。

 では、果たして竜樹氏の予知夢は外れたのでしょうか!?

 確実にいえるのは、私たちは今、未来人ジョン・タイターがいた世界線とはまったく別の時間軸上にいるという事実です。

 彼の時間軸では7月5日に直径200メートルの隕石が落下し、日本人の3分の1が死亡したといいます。

 ならば私たちは『完全版』が描く〝輝かしい未来〟へ歩みはじめているのでしょうか? 世界を見渡すと、その可能性も否定できません。

 7月20日の参議院選挙では、政界の勢力図が塗りかえられました。また、7月25日に勃発したタイ・カンボジアの軍事衝突は、早くも7月28日に停戦合意となりました。さらに7月30日に発生したロシアの巨大地震では、日本全域に津波が到来したものの、女性ひとりが車の事故で死亡した以外に人的被害はありませんでした。

 あたかも人智を超えた力が、背後で働いていたのではと思えるほどのめまぐるしさです。

 私は『完全版』が描く7月5日を境に、世界線(タイムライン)の大きな分岐が発生し、多くの人々が新しい世界線上へ時間移動(タイムリープ)した可能性を疑っています。

 これは世界が偶然変わったのではなく、人々の集合意識、例えば戦争はもう止めてほしい、自然災害はもうこりごりだ、国民の方を向いた政治を実現したい、といった多くの人々の願いと行動が、よりよい世界線を引き寄せたのかもしれない、ということです。

「完全版」はまさにこのことを私たちに気づかせてくれたように思います。

『天使の遺言』で明らかにされたように、7月5日は予知夢の結果が顕現する日ではなく、著者、竜樹諒氏の役割が終わり、私たち自身が望む未来へ舵を切った(旅立った)日なのかもしれません。

(本投稿は月刊『ムー』2025年12月号より転載したものです)

〈編集部より〉
7月5日を分岐点に、これからの新時代に期待です!

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