<体験談>心霊話を読み進めていると「心臓に激痛が走る」のはなぜ!?
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◆新村年髙 静岡県浜松市
私の両親は大のオカルト好きです。父は宇宙やUFOに興味があります。母は心霊好きで、本屋さんに行くたびオカルト関連の本を購入したり、テレビでUFOや心霊の番組が放送されることを聞きつけるたび、
「夜、怖い番組があるよ!」
と、知らせ、夜になると家族みんなでテレビを囲みます。
そんな私も、テレビにかじりつくほど根っからのオカルト好きです。
これはそんな私の身に起きた心霊体験です。
今から10年くらい前、ネットの提示版に『本当にあった怖い話』がいろいろ投稿されていました。
それらのまとめをスマホにダウンロードし、家族が寝静まった深夜0時、部屋を真っ暗にして読むのが当時の私の日課でした。
怖い話をしていると霊が集まりやすいといいますが、同様に怖い話を読んでいると屋根裏からラップ音が聞こえてきたりします。
“これは霊の仕業かな?”
“もっとラップ音が鳴らないかな”
などと思いながら読み進めていくと、時折、部屋の空気が冷えこみ、外の音が聞こえなくなります。
当時、私の部屋は扇風機しかなく、クーラーはありませんでした。しかし、部屋の中は冷蔵庫状態です。
“幽霊が近くにいるのかな?”
徐々に怖くなり、読むのを中断。
しばらくすると室温が上がり、周囲の音も聞こえるようになります。
“これはいい! 部屋の中で心霊体験ができる!!”
と、ゾクゾクしながら寝落ちする日が続きました。
ある日、いつものように怖い話を読んでいたときのことです。心臓にズキンと激痛が走りました。
思わず、
「ううう! !」
と、声を漏らしてしまいました。
“なんなんだ、今のは!?”
思考をめぐらしますが周囲に異変はありません。霊の姿も見えません。
“怖い話を読んでいるせいかな?”
そんなふうに思いつつさらに読みすすめると、また同じように激痛が走ります。
このような状態のため、それ以上、読みすすめることができず、その日は寝ることにしました。
翌日の夜中0時をすぎたころ、ようやく怖い話の続きを読みはじめたのですが、再び心臓にズキンと激痛が走ります。
“この話がやばいのかな?”
そう思いつつも、話の続きが気になって仕方ありません。
痛みが治まったときに読みはじめるのですが、またもや激痛。
そんなことを繰りかえしましたが、さすがに5回ほどで耐えきれなくなり、その日も読みすすむのを諦めて就寝しました。
3日目も0時すぎから読みはじめましたが、やはり激痛が走ります。
しかし、どうにか激痛を我慢しながら怖い話を読み終えることができました。
“呪いの人形に五寸釘を打ちつけられる場面になるとこのような激痛になるのかもしれない……”
そんなふうに思ったりもしました。
しかし、これ以外の話では激痛を伴うことなどありませんでした。
わが家は神仏に対し信仰心もありますし、昔から住んでいる持ち家で、事故物件ではありません。
もしかすると、本当にあった怖い話の中には、因縁の呪いが取りつき、読み手に危害を加えることがあるのかもしれません。
(本投稿は月刊『ムー』2025年11月号より転載したものです)
<編集部より>
生理的に無理、という表現に通じるような「心霊NG」の反応でしょうか。無理せずに心霊情報を避けてもいいと思います。「ムー」は読んでほしいですが……。
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