<目撃情報・体験談>「赤い光の粒」を見てからの、導かれるような人生
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序章:赤い光の記憶
子どもの頃、私はある夜、真っ暗な部屋でずっと目を開けていた。
なかなか眠れなくて、1人だけ起きていた。
すると、「赤い光の粒」が並んで移動しているのをはっきりと見た。
時間にして3分くらいの間、それはずっと動いていた。
見える、見える――それは確かにそこにあり、まるで何かを導いているようだった。
それは夢だったのか。たしか10歳くらいまで時々見えていた。
最初は何も見えない暗闇を、「見える見える」と言い聞かせたら見える。
でも大人になってからは一度も見えない。
再会の連鎖
それから年月が経ったある日、20代の時に骨折をし、地方の山奥のリハビリ施設で入院することに。
普段は若い人は入院していないようだが、偶然隣のベッドにいたのは、同世代の女性で、なんと、骨折した箇所がほぼ同じ足と腰、入院時期もほとんど同じだった。
私たちは友達になった。
さらに、退院後、何気なく連絡してみると、わたしの勤務先がその友人の実家のすぐそばで、何回かお茶をした。
さらに数年後、わたしが都内へ引っ越し、また何気なく彼女に連絡すると、偶然にも彼女も東京で徒歩圏内に住んでいた。
連絡を取るまで知らなかったのに。
何回か会うようになった。
そしてまた引き寄せられる
また数年後私が転勤で地元に戻った。
連絡を取ってみると、やっぱり彼女もほぼ同じタイミングで地元に帰っていて、また家が近くになった。
その友人の助言で、私は当時付き合っていた彼に逆プロポーズを決意。
今の夫である。
いま思えば
あの赤い光の粒は、ただの目の錯覚だったのだろうか?
実は彼女もあの光を見た事があるといっていた。
驚かずに「ああ!見える見える!」というから、誰もが見えるんだと思っていたが、どうやらそうではないようだ。
あれは、わたしの人生を導くサインだったのかもしれない。
(はな)
<編集部より>
漫画家の清野とおるさんは「粒子を動かす」体験をしていますが、宙を漂うエネルギーのようなものが人生に作用する、その瞬間を見てしまう……ということかもしれません。
共通の体験をしている女性も気になります。
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