<体験談>冬の寒い日に現れた赤とんぼとおばあちゃんは、何か関連が!?
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◆愛知県/坂本まゆみ
これは、友人のE子さんの話です。
高校の学校帰り、友だちと歩いていると、赤とんぼがずっとついてきて、E子さんから離れなかったそうです。
「この赤とんぼ、なんだか気持ち悪いね」
と、友だちはいいますが、追いはらうのがかわいそうな気がしてE子さんはそのままにしていました。
"こんな寒い冬の日に、赤とんぼなんているのかな"
そんなふうに思いつつ……。
家に着くころには赤とんぼはいなくなっていました。
と、家の中でお母さんがあわただしく動きまわっています。
「おばあちゃんが危篤だから、出かけるしたくをしなさい」
お母さんにそういわれた瞬間、E子さんは思ったそうです。これが本当の虫の知らせというものだと。
あとで知ったことですが、おばあちゃんが気にいっていつも被っていた帽子には、赤とんぼのブローチがついていました。そのブローチはおばあちゃんの形見として、現在、E子さんが持っているそうです。
(本投稿は月刊『ムー』2025年8月号より転載したものです)
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