◆智史

　２０２４年10月31日のことです。時刻は午後３時ぐらいだったと記憶しています。

　自転車に乗って走っていたのですが、ふと空を見上げると、光源がふたつあるように見えることに気づきました。

　これは何だろうとよく見ると、ひとつは太陽ですが、もうひとつは雲の中で太陽より弱い光ということがわかります。

　さらに目を凝らして見ると、その光は虹色をしていました。「これはすごい!!」

　と思って、さっそく撮影をしたのです。

　虹色の光球は撮影後も20分ほど輝き続けていました。

　あとで調べて見ると、この現象は「幻日」と呼ばれる珍しい現象であり、古くから吉兆として伝えられているそうです。

（本投稿は月刊『ムー』2025年５月号より転載したものです）

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