<ご当地ミステリー>近所の山の無気味な気配を感じる岩穴
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◆ようき
家の近くに、丘といってもいいくらいの、小さな山があります。付近の幼稚園では遠足に園児たちが登るような、ゆるくて危険のない山です。
ただ、その登山道の途中に、ちょっとした岩穴があります。自然にできたもののようで、なんてことないのかもしれませんが、僕にはちょっと無気味な気配を感じるのです。
岩穴を登山道側から見るだけで、なんだかゾワッとする気配があるのです。「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」なんて言葉があります。それとは意味が違って、物理的なものですが、まさしく、覗いていると見られているような感覚があるのです。
以前、友人とふたりで登った際、この岩穴を友人にも見せたのですが、彼は何も感じなかったようです。僕にとってはミステリースポットですが、怪しい場所ではないようです。
(本投稿は月刊『ムー』2025年5月号より転載したものです)
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