<体験談>幼くしてこの世を去った兄が夢で「○日に来て」と語った
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◆黄田マイ 大分県
当時、私は大学生でした。晩秋のある日、夢の中で私はダイニングキッチンのテーブルに座っています。
いつからか前方の食器棚の手前に中学生くらいの男子が立っていました。学ラン姿で、顔立ちが母に似ています。
私には幼くして亡くなった兄がいます。直感的にその男子は兄だと悟りました。
「○日に来て」
と、その子が言葉を発したところで目を覚ましました。実はその日は、彼が口にした「○日」です。
起きてすぐ母に夢の内容を伝えたところ、
「今日、これからお墓参りに行こう」
と、いいだし、みんなでお墓参りに行くことになりました。
やや遠方にあるお墓は、お盆以降、多忙で行けなかったため荒れています。大急ぎで掃除し、皆で手を合わせました。
以後、それまでよりも頻ひん繁ぱんにお墓参りに行くように心がけ、仏壇に手を合わせる回数も増やしました。そのおかげか、夢の中に兄と思われる男子が現れることはなくなりました。
(本投稿は月刊『ムー』2025年2月号より転載したものです)
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