まさしく陰謀論の本「THE TOP SECRET 隠された最高機密情報」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    THE TOP SECRET 隠された最高機密情報

    ジョン・デソーザ/シャラン 著

    正真正銘、純度100パーセントの陰謀論の本

     著者のジョン・デソーザ氏は、元FBI特別捜査官で、同局の法律顧問も務めた。連邦政府最高機密のセキュリティ・クリアランス保持者で、トランプ政権下においても特命に従事しているという。往年のTVドラマ『X-ファイル』の主人公モルダーのモデルでもある、驚くべき人物。
     もうひとりの著者シャラン氏は、数度の心停止を乗り越え、「多次元映像を視認する能力」を持つに至ったというYouTuberにして、「未来案内人」「多次元コンタクター」。本書はそんなふたりが語り尽くす、正真正銘、純度100パーセントの陰謀論の本。

     まずは基本的に、この世界は「悪のディープステート(DS)」と「正義のホワイトハット(WH)」の戦場であり、トランプ大統領はWH側である、という世界観がある。
     その上で、「エイリアンは次元間生命体で、17種類いる」「トランプは既にエイリアンのテクノロジーを活用している」「TikTokを牛耳っているのは中国共産党ではなく、WH側の長老であるドラゴン・クランである(だから安心である)」といった比較的穏当なものから、「地球は平面であり、宇宙に星は存在しない」「火星、木星、金星などは南極の壁の向こうにある大陸で、トランプの妻メラニアはその大陸から来た」といった、にわかには信じがたい怪しい情報まで、てんこ盛り。

     本書の極秘情報をどう受け止めるかは、まさに読者ひとりひとりの判断によるといえるだろう。

    発行:東京ニュース通信社・発売:講談社/2640円(税込)

    (月刊ムー 2026年02月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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