令和の“天狗小僧”物語が開幕! 藤田和日郎が描く仙境武術ファンタジー『シルバーマウンテン』

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    この物語、先読み不可!

    “仙境”を舞台に驚天動地の大バトル!

     江戸時代、天狗にさらわれ仙人の世界“仙境”をみてきたという少年、寅吉。
     その話を詳しく聞こうと寅吉を招いた国学者・平田篤胤(ひらたあつたね)に語られたのは、首だけで歩く男、念で生き霊を使う人々、富士山をはるかに超える巨大な銀色の山……想像を絶する、信じがたい世界の姿だったーー。

     人気漫画家・藤田和日郎の最新作は“仙境”を舞台にした物語! ときけば『うしおととら』のような妖怪バトルが始まるのかなと思ってしまうところだが、本作「シルバーマウンテン」は、いい意味で軽々と想像を裏切ってくるものすごいストーリーだ。
     江戸時代後期、寅吉という少年が天狗に連れられて神仙の世界をみてきたと語ったこと、そして国学者である平田篤胤がその「天狗小僧」寅吉に仙界の様子を詳しく聞き出し『仙境異聞』と呼ばれる書物をまとめたことは史実として有名な話。
     そんな導入から入るのだからやっぱりこの物語は江戸時代、あるいは天狗の世界の話かな……と思いきや、舞台は1820年の江戸から、現代の東京へ、そして巨大龍、魔道士、女剣士が壮絶な死闘を繰り広げる“仙境”へと目まぐるしく展開する。しかも、なんとここまででまだ第1話なのだ。激しすぎる……!

     天狗、武術、異世界転移、あらゆる要素が躍動する藤田和日郎の新境地、驚天動地の武術ファンタジー。すでに名作確定!!

    『シルバーマウンテン』1巻 藤田和日郎著、税込594円、小学館
    ©藤田和日郎/小学館

    webムー編集部

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