古代の火星には生物がいた! 日本のUFO議連からの提唱が地上波でも話題に…ほか今週のムー的ミステリーニュース5選!

文=羽仁礼

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    9月12日~18日にかけて世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    UFO議連の浅川義治氏「UFOは安全保障上の脅威」

    9月12日放映「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)は、元衆議院議員で前UFO議連事務局長の浅川義治をスタジオに迎え、安全保障上の脅威としてのUFOを巡る動きを紹介。9月9日のアメリカ下院議会の公聴会で公表された、ミサイルが命中しても平気なUAP画像、10年前のアントニオ猪木議員のUFOに関する質問や昨年のUFO議連発足、アメリカの全領域異常対策室(AARO)の活動なども放映された。

    UFO安全保障上の脅威 ミサイル命中も…米会議で“衝撃動画”公開 | TVer

    古代の火星に生物がいた痕跡

    アメリカ航空宇宙局(NASA)は10日、昨年7月に火星探査車「パーシビアランス」が採取した泥岩の中から、硫化鉄やリン酸鉄が見つかったと発表した。地球上ではこれらの物質は、微生物による代謝でのみ生成されることから、微生物の痕跡を示唆する可能性がある。ただしこれは探査車による簡易分析の結果であり、これらの物質が自然に生成される可能性も排除できないため、結論を出すにはサンプルを地球に持ち帰って分析する必要がある。9月11日付夕刊及び12日付朝刊各紙に関連記事。

    火星の岩石から「最も明確な生命の兆候」、NASA発表 ーCNN

    NASAの火星探査車「パーサビアランス」が発見した「ヒョウ柄の斑点」は微生物の痕跡なのか? 画像=NASA/JPL-Caltech/MSSS

    白亜紀に実在した「全長20メートルの巨大イカ」

    9月15日放映「NHKスペシャル」は「恐竜超世界3」として、日本人研究者による最新の恐竜研究の成果を紹介。福井県立大学河部博士は脳の化石から恐竜の可聴音域を推測し、現存する動物と比較して鳴き声を再現する研究を行っている。岡山理科大学辻極教授は、恐竜の化石からコラーゲンを抽出することに成功しており、アミノ酸配列もある程度解明されている。さらに北海道から見つかった巨大なカラストンビ(イカのクチバシ)の化石により、全長20メートル以上の巨大なイカが白亜紀に実在した可能性も指摘されている。

    NHKスペシャル 恐竜超世界3 化石の“常識”を覆せ! – NHKプラス

    福島で江戸時代の「猫神社」新確認

    福島市東部で7月、ネコを神様として祀ってきた神社が新たに見つかった。その名も「猫神社」という名で、祭壇の奥にはさまざまな猫を描いた猫絵馬が93枚発見された。神社の記録を記した「棟札」によれば、1821(文政4)年に始まり、1861(万延2)年に再建されたという。猫はカイコを食い荒らすネズミを捕らえることから、養蚕業の守り神とされることもあり、猫を祀る神社の多くは養蚕業に関わっているという。9月12日付『毎日新聞』夕刊「神様は猫である」に関連記事。

    神様は猫である 福島で「猫神社」新確認 姿描いた絵馬93枚 /宮城 | 毎日新聞

    メタンエンジンのロケットが宇宙を拓く

    9月15日付『読売新聞』朝刊「サイエンスReport」は、「ロケット新時代(上)」の副題で、メタンを燃料とした新型ロケットエンジンの開発状況を紹介。メタンは液体水素に比べて扱いが楽で、密度が高い分燃料タンクを小型化できる、流通経路が確立されていてケロシンよりも価格が安いなどの利点がある。スペースX社の大型ロケット「スターシップ」もメタンを燃料にしており、日本でも北海道の「インターステラテクノロジズ」が昨年燃焼実験に成功した他、IHIや将来も宇宙輸送システムもメタンエンジンを開発中である。

    民間で世界初!牛の糞で飛ぶロケット燃焼試験成功。「北海道流宇宙開発」を現場取材|三菱電機 DSPACE

    メタンエンジン 宇宙へ向けた挑戦 メタンを燃料とするIHI製ロケットエンジンIME-3U(Bluetail)の開発 | 技術記事一覧 | 技術情報 | 株式会社IHI

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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