地球外知的植物生命体を目撃した話など/南山宏のちょっと不思議な話
「ムー」誌上で最長の連載「ちょっと不思議な話」をウェブでもご紹介。今回は2025年3月号、第491回目の内容です。
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われわれヒトの頚骨の数と首の長ーい(!)キリンの頚骨の数は同じか違うかともし問われたら、貴君は何と答えるか?
日本唯一の自然科学総合研究所として知られる理化学研究所(埼玉県和光市)が、このほど「米科学アカデミー紀要」の最新号に発表した研究論文によると、キリンの首はあれほど長いにもかかわらず、頚骨の個数は人間のそれと同じでたった7個しかないそうだ。
もっと正確にいえば、ヒトとキリンが属する哺乳類では頚骨の数は基本的にいつも一定で、首が長かろうが短かかろうが、その数は決まって7個になるという。
ただし首の長さは、人間は10センチ前後だが、キリンは成獣で約2メートルに達する。
哺乳類の背骨は頭から尾までの順で、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎の5部位に分かれている。
「結論として哺乳類では腰椎の骨数が少ないと仙椎が多く、逆に仙骨が少ないと腰椎が多いなど、各部位で補い合って骨数を一定に保とうとする〝総数一定型の制約〟が働いていることを発見した!」
理化学研究所論文はそう締めくくって、次の課題を提言する。
「骨の数のような基本的な体の構造についてさえ、まだまだ未知の部分が多い。もっと多くのデータを集めて、最終的に動物の身体の基本的仕組みを解明したい!」
英ウスターシャー州チェルムズフォードの団地に住む4家族は、ここ15年間というもの、玄関ドアをノックしてはすぐさま逃げ去る不審者の奇妙な迷惑行為に悩まされつづけている。ときには日に4回もやられることさえある。
被害者家族たちは監視カメラを設置したり、地元の警察に訴えでて捜査もしてもらったが、犯人は依然として捕まらない。
この珍事を報じた「サン」紙2023年2月23日付によれば、 被害住民のひとりはこう呟く。
「犯人がバカな子供なら、まだ許せる。でも、どうやられっきとした大人の男のようだ。何とかとっ捕まえて、きっちりお灸を据えてやらないといかんな」
恐らく世界の海運・海軍史上前代未聞の珍事が、昨年5月下旬か6月上旬ごろ、中国湖北省武漢に近い長江の造船所で発生した。
同国人民解放軍自慢の最新鋭攻撃型原子力潜水艦が完成し、いざ進水式を行なって就役しようとしたとたん、その場であっというまに沈没してしまったのだ!
この珍事件をすっぱ抜いた米紙「ウォールストリート・ジャーナル」(電子版)昨年9月26日付によれば、沈没したのは攻撃型原潜「周」級1番艦で、むろんこの事件は公表どころか、中国当局は重大軍事機密情報の隠蔽と漏洩防止に必死で、今のところ死傷者の人数も放射能漏れの有無も、一切公表されていない。
フランク・ルビオ宇宙飛行士はうろたえた。ISS(国際宇宙ステーション)で彼が大事に育てていたトマトの実の1個が、その日忽然と姿を消していたからだ!
「まったく信じられない。万が一に備えて、実が落ちないようにマジックテープで固定しておいたのに。なのにいつのまにかどこかへ消え失せていた……」
同僚の宇宙飛行士たちは「お前が食べちまったんだろ?」と一斉にルビオを責め立てたが、身に覚えのないルビオ当人は、ISS中を20時間以上もかけて必死に捜し回ったあげく、とうとうギブアップしてしまった。
「だれも食べていないのなら、いつかきっとだれかが見つけるだろう、ちょっぴり萎びたやつをね」
だが「ガーディアン」紙2023年12月9日付によれば、同僚の女性宇宙飛行士ジャスミン・モグベリーが、その後しばらくして起きた重大事実を明かしてくれた。
「これでルビオ宇宙飛行士は、無罪放免です。なにしろ当のトマトが再出現したんですからね!」
消失から8か月後、問題の〝ちょっぴり萎びたやつ〟が再び忽然と姿を現したと、NASA(米航空宇宙局)が公表したのだ。ただいつ・どこで・どうしたという具体的情報までは明かさなかった。
蛇足ながら、フランシスコ・カルロス・〝フランク〟・ルビオ宇宙飛行士は、米陸軍大佐にして航空外科医兼ヘリコプターパイロットでもあり、宇宙飛行士としては合計371日間のアメリカ人最長宇宙滞在記録の保持者でもある。
ヒンズー教神話では神聖視される猿族だが、ときにはインドでも厄介者扱いされることがある。
集団で襲ってきた猿たちを追い払おうと、自宅の屋根に登って棒を振り回していた若い娘が、誤って屋根から滑り落ち、あろうことか前庭のフェンスに並ぶ尖った鉄棒の1本に、腹部から背中までズブリと串刺しにされてしまった!
ウッタルプラデシュ州アザムガル在住の名をハディージャ某というその娘は、意識を失って1時間ほどしてからようやく家人に発見され、切断された鉄棒に刺された状態のまま、最寄りの病院に大急ぎで担ぎ込まれた。
幸い事後の処置が迅速だったおかげで、ハディージャは無事に全快して、大事に至らずに済んだ。
約4000年前にまで遡る世界最古のアルファベットとして知られるカナン語の文章が刻まれている象牙製の櫛が、2017年にイスラエル(古代ユダ王国)のラキシュで発掘された。
ただこの櫛はよほど頻繁に使い込まれたと見えて、表面がひどく擦り減ってしまったため、文章を構成する文字の彫りがあまりに浅くなり過ぎて、これまで関係者のだれひとりとして、それが文字で構成されるれっきとした文章であることに気づかなかったのだ。
4000年の時を超えて、その文章は何をわれわれに伝えようとしていたのだろうか?
ヘブライ大学の考古学者たちがこのほど解読した結果は――
「どうかこの櫛が、髪の毛や顎髭に潜んでいる虱どもを、1匹残らず捜しだしてくれますように!」
南山宏
作家、翻訳家。怪奇現象研究家。「ムー」にて連載「ちょっと不思議な話」「南山宏の綺想科学論」を連載。
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