〈オピニオン〉異星人たちの〝時間〟についての考察

智史

 地球は異星人に監視されているという。宇宙空間から、あるいは海底、地底から。

 彼らは地球文明の滅亡と再生を何度も見届けてきたらしい。

 ジョー・マクモニーグルによると(「ムー」542号)、人類は100万年前に火星から移住してきたというし、恐竜の時代からすでに現生人類が存在したという説すらあるという。

 とにかく途方もなく長い時間なわけだが、彼ら異星人たちはそのような長い時間を地球の監視という任務に費やし、飽きたりしないのだろうか。

 いや、たぶん彼らはわれわれの時間軸とは違う世界にいるのだろう。

 例えば、われわれにとって何世代分もの長い時間は、彼らにとってほんの数時間ぐらいに圧縮されているかもしれない。

 また、彼らにとって興味深い時代(たぶん核開発ができるようになったあたり)からは、時間の流れを遅くして、慎重に様子を見たり、いよいよ危ない局面になったら時間を大幅に押し広げて(つまり地球時間を超スローのようにして)行動したりしているのかもしれない。

 テレビゲームでも、都市を創って発展させるジャンルのゲームがある。街を設計し、人を住まわせ、人口を増やしたり滅亡させたり……といったことができるゲームだ。彼らが地球を見守る感覚も、それに近いのかもしれない。

 日本にも「浦島太郎」という昔話がある。たまたま彼らの時空間に迷い込んだ浦島は、短期間の滞在だったはずだが、元の世界に戻ってみると、自分を知る者がいなくなるほど、時間が経っていた。

 たぶん彼ら異星人たちも、まだ世界が核開発以前の時代だったため、緊張感も薄く、時間の流れを早めて地球を監視していたのだろう。

 たまたまゲーム内のキャラが画面から飛びだし現実空間を共にしたわけで、浦島が帰るころにはすでにゲーム内時間(地球時間)がかなり進んでしまったものと思われる。

(本投稿は月刊『ムー』2025年8月号より転載したものです)

〈編集部より〉
なるほど、面白いです。あるいはそもそも時間の概念や感覚がない生命体など、いろんな説を考えられそうですね。

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