<体験談>異世界に存在するコンビニに危うく入店するも無事に脱出

松岡良訓 埼玉県日高市

 ある土曜日の午前10時ごろ、先祖の墓参りに行く途中、国道沿いにあるコンビニの駐車場に車を止め、店内に入った。そこは人の気配がまるでなく、床一面には枯れ葉が散乱していた。枯れ葉が舞う季節でもないにもかかわらず……。
 店の中はシーンとしている。ふつうなら、店員がバックヤードに引っこんでいたとしても、わずかながら店内に人の気配が漂っているはずだ。しかし、その気配がまったくない。
 そのとき、かつて「ムー」のこの読者投稿のページに、同じような内容の投稿が掲載されていたことを思いだした。
「異次元の世界に迷いこんでしまったが、嫌な予感がして逃げたらことなきを得た」
 という内容の投稿だ。
"私もすぐにここから出ないといけない!"
 そう思い、扉を開けて一目散に外に出た。
 後日、その前を通りかかると、そこはなんの変哲もないごくふつうのコンビニで、店内にはお客さんもいた。
 やはり私はあのとき異次元に迷いこんでしまったようだ。

(本投稿は月刊『ムー』2026年06月号より転載したものです)
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