〈反響〉すべてをつくる基盤は植物にある、という説を考える

クローバー

「ムー」2026年2月号の「朝里樹の都市伝説タイムトリップ」、今回の「幸福の植物」は興味深い内容だった。

 たとえば四つ葉のクローバーは、アメリカやイギリスでは幸運の象徴であり、ケルトの伝承では人間を妖精から守護し、妖精を可視化させる植物だという。
 現在の日本でも、四つ葉は幸福を象徴する植物のようだ。

 いずれにしても古今東西、植物は人間の生活に深く根づいてきたといえそうだ。

 ところで、すべてを作る基盤は植物にある説があるようだ。
 地上では種は日光と土と水があれば生長し、花を咲かせる。
 たとえば人間がよく世話をした植物はよく育つことが知られている。
 それだけではない。植物の側に座り「もっと強く育て」と心の中で呼びかけると、さらに生長が早くなるらしい。意思の疎通ができているともいえそうだ。

 では、それはなぜなのか。実はこの説では、地上だけでなく高次の世界でも花が咲くらしい。

 もちろんそこは3次元の世界ではない。植物は目に見えない。しかし、そこでは種は意図をもつ意識と音の波動が栄養となり、霊的通路を通り種に送られ、やがて花を咲かせるという。

 これらの植物には、独自の知性や能力をもつ意識が入っているらしい。その意識のいくつかは、地上にいるすべての生き物に宿り、さらに人間にはすべての意識が備わっているという。その人間がどんな意識をもつかで、咲く花は変わるようだ。

 どうやら高次の世界の植物には、高次の存在たちの意識が入っているらしい。それをすべての生き物や人間に、意識として降ろしているようだ。
 つまり、高次の世界から同様に与えられた意識なら、地上の植物と人間も意思の疎通ができても不思議ではないということになる。

 ちなみに以前から、言葉をどうして「言の葉」と呼ぶのか気になっていた。実はその「言の葉」の本質も、文字どおり植物的なもので、内的世界で育まれるものらしい。だとすればこれも高次の世界から降りてきたともいえるだろう。

 改めてこの説に関していえば、高次の世界の植物は地上に意識を降ろすために存在し、地上の植物はすべての生き物を生かすために降ろされている。つまり、すべてをつくる基盤は植物にあり、それは高次の世界が与えてくれたものということだ。
 その植物は穏やかさや静けさ、喜びに満ちた気をたくさん放射するようにつくられているという。それは人間が生きるうえでの心の成長のためだとされる。

 そのため植物を仲間として心を開き、対話するのがいいということらしい。その対話は高次の世界との対話といえそうだ。

 今回の記事の問いでもある「なぜ人間は植物に幸福を見出し、託すのか」という答えが、ここにはあるような気がする。

(本投稿は月刊『ムー』2025年6月号より転載したものです)

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