〈目撃情報〉あの楽曲はタイムリープがもたらしたもの!?

 2月中旬、YouTubeで、あるシングル盤レコード・ジャケットが私の目に留まりました。エキゾチックな女性がこちらに背を向けて座っています。顔は横顔の一部が見えるだけです。

 歌手の顔が確認できないジャケットは珍しくありません。ただ、歌手名もレコード会社名も見当りません。曲のタイトルは『花咲く命ある限り』。

 とにかく聴いてみることにしました。上品で繊細ながら説得力のある女性の声。楽器はキーボードが中心。人によっては拒否反応を起こすであろう歌詞も、気に入りました。歌の発表年は1984年とありました。

 事件はその数日後に起こりました。気に入ったその歌が、削除されていたのです。そこで検索したところ、トンでもないことがわかりました。『花咲く命ある限り』は、ロックバンド、ラファエルのオリジナル曲で、しかも発表年は1999年。

 だれかの悪戯?  削除の理由はそれだと思います。

 腹立たしさを感じつつも、今もなお私は、あの曲に心惹かれています。ひょっとしたら、タイムリープがもたらしたものかもしれない……。正直にいうと、半ばそう信じています。ジャケットには「700円」の価格表示があり、妙に生々しく感じました。別の世界では大ヒットしているのかもしれません。

(本投稿は月刊『ムー』2025年6月号より転載したものです)

〈編集部より〉
ネット上でつながったタイムリープした世界、別の世界線の楽曲だったのでしょうか?

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