<体験談>大の苦手とする上司を同僚Y子が謎の力で成敗!

◆田中美沙 東京都足立区

 苦手な上司がいます。48歳の課長で、嫌っているのは私だけではありません。人によって嫌うポイントはさまざまです。

 ある日のこと、部署は異なるものの気が合う同僚のY子とランチを食べにいきました。席に着くやいなや私の口からは課長への愚痴が止まりません。うんざりするような話なのに、Y子は頷きながらすべてを受けとめてくれました。
 ひととおり私が話を終えたとき、彼女がこういったのです。
「かわいそうに。あとは私に任せて」
 彼女がいった言葉の意味はさっぱりわかりません。しかし、愚痴をぶちまけたおかげで、気持ちが少し楽になりました。

 数日後のこと、課長が欠勤しました。前夜、酔って店の階段を踏みはずし、足を複雑骨折して、入院したそうです。
 退院後、自宅療養を経て職場に復帰したものの、ほどなくして地方へ転勤との辞令が課長におりました。
 私が喜んだことはいうまでもありません。これらはY子のおかげなのか? 実際のところはわかりません。しかし、何かあってもY子を敵にまわすのはやめようと誓ったものです。

<編集部より>
「まかせて」が頼もしすぎます。仲良くしたいですね。

(本投稿は月刊『ムー』2026年04月号より転載したものです)

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