2026年・丙午年の開運招福法とおすすめの神社は?/鶴見神社・花谷幸比古宮司に聞く(1)

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    ムー編集部では例年、大阪市鶴見区の鶴見神社で昇殿参拝をさせていただくと同時に、第42代・花谷幸比古宮司に取材し、新年の動向についてお話をうかがっている。古神道白川流の易学や、中国に伝わる望龍術を修めた花谷宮司は、運気を読む専門家でもあるのだ。今回は、2026年(丙午年)の傾向と開運法、おすすめの神社についてお聞きした。

    2026年は立場の上下を超え、情熱をもって行動すると吉

    噴火、山火事、戦火、豪雨や台風にも注意

     2026年の干支は丙午だ。丙は十干の3番目で、陰陽五行説では火の陽。午も五行では火に分類されるので、火が重なる年となる。
    「同じ性質が重なることを比和といい、その性質がいっそう強められます。火山の噴火、山火事、戦火には注意が必要でしょう。火が水に弱いことから、豪雨や台風といった水の災害にも警戒せねばなりません」
     と、鶴見神社第42代・花谷幸比古宮司はいう。
    鶴見神社第42代・花谷幸比古宮司。幻の風水術といわれる「望龍術」や、白川流易学に精通している。
     さらに花谷宮司は、後漢時代に成立した最古の漢字辞典『説文解字』をひもとき、文字本来の意味を考慮しながら来年の傾向を探っていく。とくに注目すべきは、午のようだ。
    「午は象形文字で、杵を表します。杵で餅をつくときは、上と下をテンポよくいききさせますね。ですから午の年は、立場や年齢の上下を超え、テンポよく物事を進めるのが望ましいのです。そこへ丙が加わるので、情熱をもって取り組む姿勢が求められます。周囲を巻き込んでいくような決断力や行動力、そして笑顔が開運の秘訣です」
     また、午は「午前11時〜午後2時」という時刻を表す。ここにも意味があるそうだ。
    「午の刻は太陽の高度が最も高くなる時間帯で、そこからだんだんと沈んでいきます。このことから、最初は情熱をもって物事を進めても、後半ではペースが落ちるかもしれません。その可能性を念頭に置くと、転ばぬ先の杖になります」

     ところで、日本では丙午の年に出生率が下がる。前回の丙午(1966年)の出生率は戦後最低の1.58、出生数は前年比で26パーセント減だった。丙午生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮めるという迷信のせいだ。2026年の出生率を心配する向きもある。
    「江戸時代に放火をして火刑に処された八百屋お七が、丙午の生まれといわれることに由来しますが、日本だけのバカバカしい迷信です。中国や韓国では、むしろ丙午の年の出産を奨励しています。情熱的で雄々しく生きる人が多い。芸能界などで頭角を表す人もいるでしょう」
     ということなので、2026年は情熱と笑顔を忘れず、上下の垣根を超えて、テンポよく物事を進めていきたいものである。
     なお、恵方は南南東、ラッキーナンバーは7だ。

    神馬が見られる神社は全国各地にある

     午年には、馬に縁の深い神社へ参拝するのもよいと、花谷宮司はいう。
    ★西舎神社(北海道)
     新年に行われる「騎馬参拝」では、神社までの約7キロの道のりを十数頭の騎馬が行進し、人と馬の無病息災を願う。
    ★早馬神社(宮城県)
     12年に一度の午年を「御縁年」として、左馬をあしらった人気のお守「馬九行久守」の限定版などが授与される。
    ★大杉神社(茨城県)
     境内に「勝馬神社」が鎮座し、全国の競馬ファンが訪れる。本物の馬蹄がついた絵馬や、サラブレッドのたてがみをお守にした「たてがみ守」も有名だ。
    ★白岡八幡神社(埼玉県)
     境内に神馬の霊を祀る「神馬神社」が鎮座する。馬の図柄が入った「健脚御守」がある。
    ★矢先稲荷神社(東京都)
     拝殿の格天井に、神武天皇のころから今にいたる日本の乗馬史を描いた100枚の絵がある。馬の象形文字と、矢が的中する図柄の入った御朱印も人気。
    ★多度大社(三重県)
     境内に神馬舎があり、毎年5月4日・5日に「上げ馬神事」が行われる。
    ★長等神社(滋賀県)
     牛馬を守護する「馬神神社」が境内にある。競馬や乗馬の関係者、馬の愛好者、午年生まれの参拝者が増えているそうだ。
    ★藤森神社(京都府)
     勝負事の神様として知られ、競馬ファンからも信仰を集めている。毎年5月5日に「駈馬神事」が行われる。
    ★賀茂別雷神社(京都府)
     ご祭神が降臨する際「馬に鈴をかけて走らせなさい」というお告げがあったことから、乗馬発祥の地とされる。毎年5月5日に「賀茂競馬」が行われる。
    ★住吉大社(大阪府)
     神馬「白雪号」が境内を駆け抜ける「白馬神事」が毎年1月7日に行われる。
    ★丹生川上神社(奈良県)
     神馬と絵馬発祥の地とされる。雨乞いのために黒馬を、晴れ乞いのために白馬を奉納する習わしがあった。下社には白と黒、2頭の神馬がいる。
    丹生川上神社(奈良県)の下社には白と黒、2頭の神馬がいる。
     また、以下の神社では神馬が飼育されている。

    ★日光東照宮(栃木県)
    ★神田明神(東京都)
    ★五方山 熊野神社(東京都)
    ★平塚八幡宮(神奈川県)
    ★富士山下宮小室浅間神社(山梨県)
    ★伊勢神宮(三重県)
    ★大石神社(京都市)
    ★石切剣箭神社(大阪府)
    ★大和国鹿島香取本宮(奈良県)
    ★吉川八幡宮(岡山県)
    ★金刀比羅宮(香川県)
    ★鹿児島神宮(鹿児島県)

     これ以外にも馬に縁の深い神社は各地にあるはずだ。ぜひ足を延ばしていただきたい。

    webムー編集部

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