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5機の空飛ぶ円盤目撃を記念した碑が、遺族の要請によって撤去……! ベルギーの有名UFO事件をめぐり、今いったい何が起きているのか?
先日、ベルギー・アールテル近郊のローテンハレにある“UFO記念碑”が撤去された。この碑は、1955年に現地で発生したUFO目撃事件を記念して設置されたものである。同年7月21日、当時18歳だったマリン・ヴァンダークルイセン氏は、E40号線の上空を浮遊しているUFO5機を目撃。それらは銀色の円盤状で、編隊を組みながら“飛行船並みの速度”で東から西へと移動し、突然消え去ったという。
この時の目撃者は同氏だけでなく、他に少なくとも20台の車両が道路脇に緊急停車し、頭上を浮遊する不思議な物体を観察していたとされる。にもかかわらず、この事件自体がニュースになったのは発生から約50年後。ヴァンダークルイセン氏がようやく自身の体験を語った2004年まで、人々からはすっかり忘れ去られていたようだ。
ヴァンダークルイセン氏が過去の体験を語りはじめた当初は「荒唐無稽な話」として周囲から嘲笑されていたが、他の目撃者たちも次々と声を上げ始めたことで一気に信憑性が増したこの事件。さらに、同氏が元ベルギー軍の落下傘兵にしてアマチュア天文学者という、特に訓練された観察者である点が彼の主張にさらなる重みを与えた。
そうしてこの事件は瞬く間にベルギーにおける重要なUFO事件の一つとなり、ヴァンダークルイセン氏が語り始めてから1年もしないうちに現場に大理石の記念碑が設置されることとなったのだ。ちなみにこの碑には、目撃当時のヴァンダークルイセン氏の写真と共に、5つの空飛ぶ円盤が描かれている。
しかし現在、この記念碑はローテンハレの地から消え失せてしまっている。今年7月に事件発生から70周年を記念して磨き直されたばかりの碑が、なぜ消失したのか。
じつはUFOを目撃したヴァンダークルイセン氏は2020年に死去している。その後、彼の遺族は「目撃事件と故人を関連づけられたくない」と、弁護士を雇ってまで記念碑の撤去を要請し、ついに撤去される運びとなったのだ。
記念碑の撤去に、ベルギー国内のUFOファンからは困惑の声も上がっている。研究者フレデリック・デラーレ氏は「ベルギーの民族伝承の一部が失われる」と嘆き、作家カミール・デ・ブルイン氏も「残念だ。彼の生涯をかけた作品が失われてしまった」と語ったと報じられている。
記念碑の所在などは現時点で不明だが、研究者や歴史家などによって保存され、失われることがないよう願う声も少なくないようだ。とはいえ、愛する人が永遠にUFO事件と結びつけられることを懸念したと思われる遺族の意向を尊重すべきとの意見もあるだけに、難しい問題だと言わざるを得ない。
いずれにしても、記念碑の有無にかかわらず、ベルギーを代表するUFOミステリーの研究が今後も継続されることを願いたい。
webムー編集部
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