東北の民間信仰オシラサマの保存・継承に課題…人気俳優はUFO好き!?…ほか今週のムー的ミステリーニュース5選!

文=羽仁礼

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    9月19日~25日にかけて世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    「オシラサマ」の継承に悩み

    9月20日付『日経新聞』朝刊「オシラサマどう継承」は、東北の民間信仰オシラサマについて述べる。東北を中心に伝わる民間信仰オシラサマは桑の木などでできていて、人や馬の頭を持つ御神体に布を着せ家に飾り、定められた日に着物を重ね着させて拝む。柳田国男の『遠野物語』にも登場するが、起源は明らかになっていない。。しかし岩手県陸前高田市立博物館によると、東日本大震災で流出したものも多く、跡継ぎがいなくなったためオシラサマを祀る世帯も減少しているという。

    オダギリジョーがUFO情報をガイド

    9月23日放映の「ニューかまー」(TBS)は、ゲストの俳優オダギリジョーの希望でUFOに関する情報を紹介。高野誠鮮がコスモアイル羽咋にあるロズウェル事件の宇宙船の欠片を、武良信行が自分UFO写真を紹介した他、山畠克博が甲府事件時の体験を語り、久間章正がUFOを呼ぶ方法を伝授した。オダギリはUFOを信じていると述べ、かまいたちの山内は、「ムー」を毎号読んでいるそうだ。

    頭突き恐竜に最古の新種

    アメリカのノースカロライナ州立大学や岡山理科大学などの研究チームは、モンゴルのゴビ砂漠で2019年に発掘した「頭突き恐竜」パキケファロサウルス類の化石が、最古の新種であったと発表した。パキケファロサウルス類はドーム形の分厚い頭骨が特徴で、結婚相手を決める際頭をぶつけあって競っていたと推定されている。新種は、約1億1000万年前の地層から発掘され、「ザヴァケファレ・リンポチェ」と命名された。9月18日付夕刊各紙及び19日付朝刊各紙に関連記事。

    【解説】最古の「頭突き恐竜」の新種を発見、超貴重な全身骨格 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

    最古の「頭突き恐竜」化石を発見、新属新種の「ザヴァケファレ・リンポチェ」と命名 岡山理科大学

    「はやぶさ2」が挑む小惑星はたった直径11メートル

    日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、2031年に近接探査を予定している小惑星「1998KY26」が、直径11メートルとかなり小さく、5分で1回転しているとの新しい推定が発表された。スペインなどの国際チームが科学誌『ネイチャーコミュニケーションズ』に発表したもので、チリの超大型望遠鏡による観測などで判明した。これほど小さな小惑星が現場観測されれば史上初となるが、直径が小さいと着地の難度もそれだけ高くなる。9月19日付朝刊各紙他に関連記事。

    目標の小惑星、予想より小型 はやぶさ2、着地は高難度に(共同通信) – Yahoo!ニュース

    レーダー観測を基に作成された1998 KY26のCGモデル。画像=Wikipedia

    JAXAが再使用型のロケットを開発中

    9月22日付『読売新聞』朝刊「サイエンスReport」は、「ロケット新時代(下)」の副題で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の再使用型ロケットの開発について解説。JAXAは2段階の飛行実験を計画しており、第一段階が小型実験機「RV-X」で、8月下旬にエンジン燃焼試験が行われ、今年度中に高度10メートルの飛行を予定している。次の段階は、フランスやドイツの宇宙機関と連携したプロジェクト「CALLISTO」で、2026~2027年度に全長13.5メートルの機体を高度15キロまで打ち上げることを目標にしている。ロケットの回収については、地上ではなく海上で平らな船に着陸させることを想定している。

    CALLISTOまとめ

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

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