〈反響〉木内鶴彦氏の4月号記事に思うこと
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「ムー」4月号の総力特集「臨死体験者・木内鶴彦が見た宇宙の真実と未来の記憶」の内容は興味深かった。
久しぶりに木内氏の記事が掲載されるということで楽しみにしていた。しかしプロローグのページでは2024年12月1日に木内氏が逝去されたことを知り、驚いた。
いままで木内氏は3度の臨死体験による過去や未来、宇宙や意識世界に関する情報をたくさん伝えてくれた。従来の常識とは異なるワクワクするような内容だった。
今回は追悼の思いも込めて記事を読ませていただいた。
例えば、木内氏が見た宇宙の始まりはビッグバン説とは異なり、5次元世界にある人間の意識の集合体による創造とされる。
人間は死ぬと3次元にある肉体を去る。そして5次元世界の意識の集合体に吸収・同化され、記憶や知識は永遠に共有されるという。
その膨大な意識が、明確な意図をもって、宇宙を創りだしたということらしい。
木内氏は、体験による意識世界に関して、印象深い言葉を述べている。
「現在の科学では、意識がエネルギーや物質を生みだすなど絶対ありえないと捉えている。しかし、科学が現象を分析する際、意識という存在を切り離して考えるところに無理がある」
確かに意識の問題は、科学の分野ではないという固定観念があるように思える。ただ、現在の科学も、いつかは5次元の意識世界を証明する日が来るかもしれない。
それにしても、宇宙を創造したのが、5次元の膨大な意識なら、それは宇宙より古く根源的な存在ともいえそうだ。
だとすれば、それは人間に宿る意識の集合体だけではない気がする。
実は宇宙同様に、人間の意識の集合体も創造されたものではないかと感じる。
もし膨大な意識があるとすれば、それは霊的次元の至高の存在と、その創造された人間の意識の集合体が一体化したものではないかと思える。
木内氏は、5次元の世界でも情報収集の活動をされているイメージがある。
臨死体験では一部の記憶でしかなかった情報も、今なら正確で詳細な情報になりそうだ。
いずれ、その情報を、媒介を通して伝えていただける気がする。そんな日が来ることを心待ちにしたい。
(本投稿は月刊『ムー』2025年8月号より転載したものです)
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