ノストラダムス「2024年の大予言」に戦慄! 米中戦争、気候変動… 今年を上回る絶望的1年か?
あの大予言者ノストラダムスは、2024年の世界はどうなると予言したのか――!? もうすぐ始まる新たな1年に向けての心構えとして、しっかりと把握しておこう。
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ブルガリアの大予言者、ババ・ヴァンガの導きによって探検隊が結成され、その探索の末に場所が特定された古代遺跡がある――。驚くべきことに、それは古代エジプトの女神を奉る古墳だというのだ。
予言者の能力とは“透視能力”であるとの説明もあり、未来を見通して予言する能力に加え、遠くのモノや出来事を見透かしたり、人の本心を見抜くことができるといわれている。つまり、予言者とは時空を超えた透視能力者ということもできるのだ。
ノストラダムスと並んで人類史上最高の予言者の一人に挙げられるブルガリアの大予言者、ババ・ヴァンガ(1911~1996)だが、その数々の予言のほかにも類まれな遠隔透視能力によって思いもよらぬ場所で歴史的な古墳が見つかったエピソードが残されている。
1981年1月、ある男がブルガリア・ルピテに住むババ・ヴァンガのもとを訪れ、持参した古い地図を見せた。男によると、その地図は宝の場所を示しているということで、この地図の場所がどこなのかヴァンガの協力を得ようとしたのである。
地図を調べた後、ヴァンガはそれが偽の地図であり、宝物に関係するものではないと断言したが、念のために姪のクラシミラに地図のコピーを取らせた。
落胆した男が地図を持って立ち去ると、ヴァンガはクラシミラにこの地図には非常に古い文字が書かれていることを明かした。もちろん、盲目のヴァンガがどうやって文字を読んだのかはわからない。
ともあれその記述によれば、昔、エジプトから人々が海沿いに「現在ブルガリアの一部となっている土地」にやって来て、祖先の偉大な知識の数々を詰め込んだ石棺を埋めるため、現場を深く掘り進めた。この石棺には2000年前と2000年後の歴史が刻まれており、その封印された秘密を永久に守るため、埋設が終わるとこの遠征隊のメンバーは全員殺害されたという。
では、古代エジプトの人々がやって来たという「現在ブルガリアの一部となっている土地」とは、いったいどこなのか?
ヴァンガによれば、そこはストランジャ山脈のとある場所なのだという。そしてクラシミラに対し、ヴァンガは次のように語ったという。
「トルコとの国境近くにある小さな山。伐採された野生の植物に続く道があり、その下には幅約4メートル、高さ約5メートルの大きな岩があります」
そして、訪れる日時についても言及したのだった。
「5月5日にそこに行くべきです。なぜなら天体の好意で、太陽の最初の光線、そして月の最初の光線を観察することによって、何かが起こるからです」
クラシミラはこの驚くべきヴァンガの発言を知人のブルガリアの有力者の娘などに話したところ、トントン拍子でクラシミラを含む5人のメンバーからなる探検隊が結成された。
5月4日、探検隊はババ・ヴァンガの指示に忠実に従い、ストランジャ山脈の探索に出発した。当初は苦労したが、その日の終わりまでに正確に現場の位置を特定し、翌日の5日を待つため現場近くでキャンプをした。
そして翌朝、日の出とともに、現場の岩の上で奇妙な光のムーブメントが起こり、3つの太陽があらわれたという。 この不自然な光の現象は約20分間続き、5人は言葉を失い唖然とするばかりであった。
次に、彼らは日が暮れるのを待って、月の光で何が起こるかを観察した。 月光によって朝と同じような光の現象が再び起こったのだった。どちらもヴァンガの話の通りであった。
光の現象が終わり、グループがその場所を離れようとした時のことだ。岩が突然内側から光り、後光が差した2体の人型のシルエットが現れた。
クラシミラによれば、伸ばした右手に球状の物体を持った男が立っており、その右側の少し高いところに2体目の人物が座っていた。その人物は円錐形の帽子をかぶっていて、まるで古代エジプトの王「ファラオ」のようであったという。
眩い光に照らされた2体のシルエットは約20分間、その場にいたが光が消えると同時に姿を消し、周囲のすべてが暗くなったということだ。
この後、チームは探検を終わらせ帰還したのだったが、探検には参加していなかった有力者の娘、リュドミラ・ジヴコワは話を聞くと、すぐに2度目の探検を企画して自らを含む探検隊を再結成した。
ヴァンガは「まだ掘る時期ではない」と忠告したといわれているが、リュドミラは埋められている石棺を発掘しようと、現場の掘削をはじめた。一部の報道によると、リュドミラはイギリスに留学しており、諜報機関「MI6」と接触していた可能性があるという。とすれば、この発掘作業をMI6が裏で支援していたのだろうか。
しかし、残念ながらリュドミラは作業中に偶発的な状況で命を落とすことになった。リュドミラの死は画策されたのではないかという憶測が流れたものの、リーダーであった彼女の死によって発掘作業は中止された。
2度の探検のどちらにも参加していたメンバーの1人で、2000年代初頭に亡くなったクラステュ・ムタフチエフは、この場所がエジプトの女神「バステト」の墓である可能性があるという仮説を立て、本件に関する3冊の著書を書き上げた。この仮説によって、リュドミラ・ジフコワの死は女神・バステトの呪いではないかという憶測も浮上することになった。ちなみに、ババ・ヴァンガはエジプトの女神については一度も言及していない。
そして実際に現在、この場所は「バステトの洞窟」と呼ばれている。
最近になって、クラステュの元妻であるゲルガナ・バカロワは、この遠征に関する未公開情報が記されている可能性がある(クラスチュが遺した)個人文書を所有していることを明らかにしている。その文書には、いったい何が書かれているというのだろうか。
2018年、プリモルスコ博物館の館長である考古学者ダニエル・パントフ氏は、この地域でジオレーダーを使用した分析を実施、現場の深さ約18メートルに空洞が存在し、そこに謎の物体があることを発見した。パントフ氏は、その物体は金属でも水晶でもなく、大きさは約50×50センチほどであると説明している。 さらに、人工的に建設されたと思われる地下室や通路の存在まで特定されたが、これらの地下構造物の調査はまだ行われていない。
また、前述した1981年5月5日に現場の岩の上に現れた“発光シルエット”に関する疑問についても未解決のままであり、地図のコピーに記された古文書もまだ解読されていない。そして、ヴァンガ自身が探検隊をこの現場に導いたにもかかわらず、それ以降ヴァンガは二度とこの件について話そうとしなかったといわれている。
2018年にウラジスラフ・ロザノフ氏は、1981年5月5日が新月の日であり、その日はユニークな「アストラル・コンジャンクション」が起きていたことを実証する文章を2つ発表している。“発光シルエット”はこの天文学的現象によって引き起こされたのだろうか。そして、当時のヴァンガはそのような天文学的知識を知っていたのだろうか。
また当時、どうやらほかの国の情報機関もこの場所に興味を示していたようで、後にブルガリアの博物館の国立館長となるイリヤ・プロコポフ氏はインタビューで、調査再開に資金を提供するという外国からの執拗な提案を受けていたと語っている。
さらにババ・ヴァンガは死の直前、次のような謎めいた予言を囁いたといわれている。
「奇跡の時代が到来し、科学は非物質の分野で偉大な発見をするでしょう。私たちは、古代以来の世界に対する私たちの理解を根本的に変える、偉大な考古学的発見を目撃するのです。隠されたゴールドはすべて表に出てきますが、水は消えます。あらかじめ決められているのです」
はたしてこの先、「バステトの洞窟」の発掘調査が再開され、石棺が見つかる日が来るのだろうか。その日がヴァンガの言う“偉大な発見”の日であるとすれば興味は尽きない。
【参考】
https://www.ancient-origins.net/unexplained-phenomena/baba-vanga-0020302#google_vignette
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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