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メキシコの民家に置かれた聖母マリア像から“血の涙”が流れ出た!? 新たに発生した聖母マリア像の落涙現象は、先日バチカンが発表した「超常現象を識別する新基準」の手順に従って今も調査が進められている!
古今東西、世界中で報告が相次ぐ聖母マリア像の落涙現象。メキシコで新たな「血の涙を流す聖母像」が確認され、世界的注目を集めている。
騒動の舞台となっているのは、同国中西部ミチョアカン州モレリアに住むドン・ミゲル氏の自宅だ。最初の異変は6月2日に発生し、聖母像の目から血のような液体が流れていることにミゲル氏の息子が気づいたという。聖母像の超常現象は瞬く間に周辺住民の間に知れ渡り、多くの人々がミゲル氏の自宅に殺到。訪問者が祈りを捧げる姿を捉えた映像も公開されており、聖母像の目元から頬に向かって“赤黒い物質”が伝っている光景をたしかに確認できる。
そして先週の木曜日、聖母像は再び涙を流しはじめるのだが、その涙は最初の「血のような物質」ではなく、透明な液体だったと伝えられている。それでも聖母像が2度にわたって超常現象を起こしたとあって、多くの信仰深い訪問者は何らかの前兆だと信じている模様だ。信仰心が報われたと感謝する人々も絶えず、ミゲル氏も花やろうそくを手に訪れる彼らのために自宅のドアを開けたままにしておくそうだ。
また、現地メディアの報道によると、ミゲル氏の自宅で起きた超常現象について地元の司祭はバチカンが5月に策定した「聖母マリアの顕現やその他の超自然的な現象を見分けるための新たな基準」に従い、モレリアの大司教区に報告。大司教区は直ちに専門家を派遣し、聖母像の目から流れた物質のサンプルを採取させたという。
現時点で調査結果はまだ公表されていないが、科学的検査によって聖母像が流した涙の“正体”が判明すれば、奇跡か捏造か確定することになると思われるが、海外メディアはどのような結果になっても「奇跡が起こった」と信じている人々の意見を変えることはできないだろうと推察していた。
メキシコでは昨年11月にも聖母像の落涙現象が発生して話題になったが、同様の現象はここ日本でも起きている。秋田県秋田市にある「カトリック修道院 聖体奉仕会」の聖母マリア像は、世界的にも有名な事例だ。彫刻家・若狭三郎氏製作のマリア像が涙を流したのは、1975年から1981年にかけてのこと。その回数は101回におよび、採取された涙は後に秋田大学と岐阜大学の法医学教室による鑑定の結果「ヒト体液」との判定が下った。
メキシコの落涙現象は、バチカンが定めた新規定に則った調査でどのような答えが導き出されるのか。法医学では考えられないような、落涙現象の背後にある“驚くべき新事実”が明らかになる日がくるかもしれない。
webムー編集部
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